1)車用ジャッキを逆方向に使い、屋根全体を下方向に引っ張る。
2)柱が浮き上がっている元と思われる中間部の柱をいったん外し、屋根全体を下に押し下げる。
1)は中間柱を外す手間が省けるが、「ジャッキを逆方向に使う」という手段が未知数で、うまくやれるか自信がない。結局手間はかかるが、無難な2)でやることに決めた。
途中の工程は省くが、春先にやったのと同じ手段で屋根の中間部をジャッキアップ。中間柱を外し、ジャッキをいったん緩めて屋根に昇り、南西角に載って数回ジャンプした。
これを2度繰り返して、写真のようにようやく束基礎に柱が接するまでになった。(厳密には一部にわずかな隙間があるが、乾燥を保つにはむしろ好ましい)すかさず2本のボルトで固定する。柱の鉛直がわずかにズレていたので、ついでに修正。第一段階は終えた。
その後、再度中間部をジャッキアップし、中間柱を元に戻す。すでに南西角の柱はボルトで完全固定済みなので、ジャッキはかなり固かったが、ぎりぎりで元通りに収まった。ふとした思いつきでやってみた車用ジャッキと脚立による作業、実に具合よく進んでくれる。
心配していた束基礎の持ち上がりもない。作業は無事に終わった。あとは雨水の流れを確認するだけで、数日後の雨予報が妙に待ち遠しい。