今日になって妻にも観てもらったら、「写真が少ないかも…」という指摘。なるほどと納得し、すぐに手持ち分を加工して追加。その後も細かい調整を続け、夕方になってオーナーにチェックをお願いした。
おおむね好評で、基本的にはOK。「仮公開です」との条件つきで、掲示板でも告知された。
これまで10年間公開されてきたサイトの制作には関わってなかったが、月々の更新作業は前任者のデザインコンセプトに従い、細々と代行作業を続けてきた。店にもたまに顔を出していて、つきあいだけは長い。オーナー夫妻の経営の対する考えもある程度は把握しているので、それに沿った形でデザインを進めた。
とはいえ、現時点で旧サイトが完全に「消えて」しまってから、すでに1週間が経過している。掲示板だけは無事だったが、事態は急を要した。アイコンの一部には、自分のサイトで使用しているものを改変して使った。完成後の仮公開もやむを得ない措置である。
お店のメニューやライブ情報等は、現存する乏しい資料をやり繰りし、どうにか整えた。「消えた」資料で復活不能なものもあり、完全復旧には時間が必要だが、ともかくも依頼されて3日で格好はつけた。まずは一安心である。
先日、一回り大きいサイズに鉢替えしたパキラ、冬の間に衰えて切り捨ててしまった枝の根元から、新芽が出ているのを発見した。単なる枝分かれはこれまでもあったが、切った部分からの「復活」は初めての経験である。
手間暇をかけてやれば、ちゃんと応えてくれる。植物は正直だなと感心し、そして嬉しくもなった。手間を惜しんではいけない。パキラに学んだ。