都心のレストランは来月のコンサート会場になる予定で、店内でステージの場所やスピーカーと照明、椅子の設置方法などに関し、オーナーと細かい打合せ。スケールを持参し、必要な部分はすべて採寸した。
店は夏に新規開店したばかりで、コンサートをやること自体も初めて。ごく普通のレストランなので、音響も照明も一式持込む。ライブ関係のノウハウも全くないので、すべて私主導でやる必要がある。それはそれで楽しいが。
店内は改装したばかりで、以前よりもかなり広くなった。コンサート自体はある程度余裕を持ってやれそうな感じだ。
ステージは入口付近のスペースにほぼ決定。背景のドアはガラス張で、雑居ビルの入口通路になっている。他の入居者が時折出入りするのが、現状では丸見え。聴き手にとっては落ち着かない。布のスクリーンを持込み、ライブ中はここに吊るすことにした。
音響機器や照明、布スクリーンもすべて私が持参する。そして自ら語り、弾いて歌う。相変わらずの「丸ごと一式持込み出前ライブ」である。
帰宅後、スピーカースタンドの改造を試みる。店内が狭いので、従来の40Wスピーカーでは大き過ぎる。半分の20Wタイプに変更し、軽くなったその分、位置を従来より40センチほど高くし、私の口の高さほどにした。
今回は立って歌うので、位置が高めのほうが聴きやすいと考えた。
変更後、テストをかねて10曲ほど歌う。スピーカーの大きさと位置が変わると、声もがらりと変わる。従来よりもややシャープな印象で、歌い手としてはなかなか心地よいが、はたして聴き手にとってどうなのか、もう少しテストを重ねる必要がある。