2009年10月23日金曜日

還暦コンサート映像

 還暦コンサートのライブ映像を撮影してくれた友人のSさんが、映像を機材ごと届けてくれた。よく聞くと、この日のためにわざわざ妹さんから機材一式を借りてくださったとのこと。8ミリビデオだが、初めて使った機材にしては、非常によく撮れている。
 専用のUSBケーブルが付属してきたので、最初はパソコンに映像を取り込もうと、説明書と格闘。マックではどうしてもカメラを認識しないので、Windowsでやったら、どうにか成功した。

 しかし、手持ちのWindowsマシンにはDVDドライブがついていない。DVDに焼くための専用ソフトは箱に入っていたが、せっかくパソコンに取り込んだ画像も、DVDに変換することができない。
 DVDドライブのあるマックに映像を転送し、こちらで焼こうと思ったが、あいにくソフトはWindowsのみの対応。計画は暗礁に乗り上げた。
_DVDレコーダーにカメラをつなぎ、直接取り込むことを次に考えた。RGBケーブルは付属していたが、この方式だと画質の劣化がある。望ましいのはDVケーブルを使うことだが、あいにく手持ちがない。
 ネットで価格を調べてみたら、軽く1,000円を越す。8ミリビデオテープをDVDに焼いてくれる店はあるが、1枚450円で、送料を加味すると1,500円前後。どの手法にも難点があって、決定打がない。


 あれこれ迷っていると、電話が鳴った。昨夜遅くにメールで納めた仕事に手直しが出た。壁材のサンプルがあるので、都心まで取りに来て欲しいという。あいにくの雨だったが、ちょうど1年点検で戻ってきたばかりの車に乗り、すぐに出かけた。

 打合せは簡単に済んだが、帰路、思いついて100円ショップに寄ってみた。もしかして、DVケーブルの廉価品があるのでは?と考えた。
 さすがに100円ではなかったが、接続に必要な4ピン×4ピンのDVケーブルが、525円で1本だけあった。相場の半分以下で、これさえあれば万事解決。1本あれば今後、別の用途にも転用可能である。迷わず買った。
_夜、さっそくカメラとDVDレコーダーを接続し、映像を取り込む。バッテリーの都合で、ライブのすべてが入っているわけでなく、全25曲のうち16曲のみ。MC等はうまくカットされていて、およそ1時間分である。
 カメラのマイクが正面でなく、本体の真上についている関係もあり、傾斜天井からの反響音がかなり「回っている」状態。しかし、会場の臨場感はよく出ている。

 比較のため、前半30分だけ存在するPAからの直録りの音を聞いてみたが、こちらは逆に残響がほとんどなく、淡白な印象だった。
 コンサートをより実感に近く表現しているのは、間違いなく映像のほう。実際にその場に居合わせ、直接聴いた音が最良なのは当然として、記録としては非常に貴重なものだ。細部を編集し、ラベルもちゃんと作って、永久保存版DVDを作成するとしよう。