調整後、妻に音を聴いてもらったら、「大き過ぎる」。スピーカーの出力が半分になったので、メインボリュームを20%上げたのだが、その影響らしい。
思い込みを捨て、従来よりも逆に1段階だけボリュームを低くしてみたら、それでちょうどよいと言う。スピーカーの高さを変えたことが、これほど聴き手の耳に影響するものなのか?
しかし、聴き手としての妻の意見に大きなブレはなので、来週末に店でやる予定のリハーサルは、ひとまずこの数値で試す。
昨日の現地調査の結果、歌う場所とマイクスタンド等を置く場所とに、約7センチの段差が生じることがはっきりした。通路からつながる内開きドアと、店内床のレベル差からくる構造的なもので、ここに台などを置いてしまうと、ドアからの出入りが不可能になる。
場所が狭く、マイクスタンドと譜面台は段差をまたぐ形で置かざるを得ない。そこでそれぞれの脚を7センチの段差に対応させるよう、あれこれ検討した。
簡単なのは、脚の一部に7センチの小さな台を置くこと。しかし、万一ライブ中に台から脚がずれた場合を考えると、怖くてとてもできない。
安全確実なのは、それぞれ3本ある脚の1本を、7センチ高くしてしまうこと。試行錯誤のすえ、木材の端材を加工し、写真のような段差解消材を自作した。(左が譜面台で、右がマイクスタンド)
試してみるとなかなか具合がよく、バランスもよくて安定している。譜面台の脚にはU字形に溝のある部材が、まるで測ったようにぴったりはまった。本番では周囲をさらにテープで固定するつもり。
この部材、はめる位置を変えると、7センチ以外の寸法にも対応可能。この種のライブ会場が今後あっても、似たような寸法ならそのまま使える。