2009年10月17日土曜日

段差解消材を自作

 昨日作り直したスピーカースタンドの微調整を続ける。スピーカーの裏板に取付けた吊り下げ用のフックがいまひとつ安定しないので、棚板用のL字金具を使い、頑丈に作り直した。
 調整後、妻に音を聴いてもらったら、「大き過ぎる」。スピーカーの出力が半分になったので、メインボリュームを20%上げたのだが、その影響らしい。

 思い込みを捨て、従来よりも逆に1段階だけボリュームを低くしてみたら、それでちょうどよいと言う。スピーカーの高さを変えたことが、これほど聴き手の耳に影響するものなのか?
 しかし、聴き手としての妻の意見に大きなブレはなので、来週末に店でやる予定のリハーサルは、ひとまずこの数値で試す。


 昨日の現地調査の結果、歌う場所とマイクスタンド等を置く場所とに、約7センチの段差が生じることがはっきりした。通路からつながる内開きドアと、店内床のレベル差からくる構造的なもので、ここに台などを置いてしまうと、ドアからの出入りが不可能になる。
 場所が狭く、マイクスタンドと譜面台は段差をまたぐ形で置かざるを得ない。そこでそれぞれの脚を7センチの段差に対応させるよう、あれこれ検討した。
 簡単なのは、脚の一部に7センチの小さな台を置くこと。しかし、万一ライブ中に台から脚がずれた場合を考えると、怖くてとてもできない。
 安全確実なのは、それぞれ3本ある脚の1本を、7センチ高くしてしまうこと。試行錯誤のすえ、木材の端材を加工し、写真のような段差解消材を自作した。(左が譜面台で、右がマイクスタンド)

 試してみるとなかなか具合がよく、バランスもよくて安定している。譜面台の脚にはU字形に溝のある部材が、まるで測ったようにぴったりはまった。本番では周囲をさらにテープで固定するつもり。
 この部材、はめる位置を変えると、7センチ以外の寸法にも対応可能。この種のライブ会場が今後あっても、似たような寸法ならそのまま使える。