2009年10月27日火曜日

暖房ボイラ修理

 春先から調子の悪かった暖房ボイラを、ついに修理依頼した。「着火時に石油臭がする」というのが問題点だったが、あれこれ原因を探っても、やはり臭気はとれない。そうこうするうち、運転中も消火後も臭うようになってしまった。
 これはいけないと、古い取扱説明書を探し出し、記載のメーカーサービスセンターに電話をした。すると、以前に別の業者にかけた電話とは、かなり対応が違う。症状を告げると、明日修理にうかがう、という。これが昨日夕方の話。
 一日たって今日の朝、先方から再度の連絡があり、午前中にうかがってよいか、と聞く。寒さも一段落し、暖房は必要のないいまこそ、修理に絶好の時期。すぐに来てもらった。
 担当者は蓋を外すなり、すぐに問題点を見抜いた。
「電磁ポンプから微量の石油が漏れています。これが原因です」

 電磁ポンプ(循環ポンプ)は10年以内で寿命がくるそうで、交換すれば直るとのこと。30分ほどで新しい部品と交換してくれた。
 点火プラグという部品も10年で寿命がくるとのことだったが、調べてもらったら、まだまだ使えるとの結論。担当者は盛んに首をひねり、普段の運転方法や、年間灯油消費量などをあれこれ聞かれた。


 年間灯油消費量は常にチェックしているので、年間およそ700~800Lくらい(北海道平均の半分程度)と答えると、そんなに少ないのですかと、非常に驚いた様子。
 暖房ボイラの寿命は車の寿命と走行距離の関係に似ていて、ほぼ合計運転時間で決まるという。10年間一度もメンテナンスせず、一度も故障しなかった大きな要因は、おそらく合計運転時間が少ないせいでしょう、家の断熱設計がしっかりしているんですね、と感心された。
 設計時はもちろん、日々の生活でもさまざまな工夫をこらしているので、ちょっとうれしい気分。

 修理費用は12,000円強なり。ちなみに、メーカーはサンヨーである。すでに生産は打ち切られているが、部品は当分あるだろうとのこと。まだまだ大事に使いましょう。