2020年6月30日火曜日

ノハナショウブ群生

 予報に反して、まるで梅雨明けのようにカラリと晴れた。午前中に皮膚科に行き、戻ってから再度天気予報を確かめる。雨が降る気配はない。このチャンスを逃してはならじと、隣接する江別市にあるノハナショウブの群生地に行くことにした。

 群生地の存在は他のブログで一昨年知った。開花の時期は長くなく、行くチャンスをうかがっていたが、なかなか実現しなかった。
 今年は母を見送り、車庫の建替えも終わって、時間やキモチに余裕がある。唯一の気がかりはコロナ禍だったが、車で往復する屋外の景勝地なので、感染リスクは低かった。
 Facebookで開花状況は日々把握していて、今年は長雨と低温のせいで遅れていたが、一昨日の時点で五分咲きという情報。今日の好天で一気に開花が進んだのは確実だった。


 車検や地方ライブでよく通る道を走り、要所に立つ案内ノボリを目印に、迷うことなく40分で到着。メジャーな観光地ではないせいか、好天にも関わらず、見物客は数人しかいない。

 無料の駐車場に車を停め、場内を散策。仮設の展望台もあったが、一周10分の散策路をゆっくり歩くのが花を間近に感じられてよかった。
 売店や自販機の類は一切なく、仮設のトイレはある。管理は有志によるボランティアらしく、募金箱が置いてある。駐車料分の気持ちを入れてきた。


 事務局の発表によると、開花は2万本という。色は紫一色のみ。アヤメや花菖蒲、アイリス類のルーツともいえる素朴でシンプルな美しさがある。まるで尾形光琳の屏風絵を見るようだった。
 帰路に珈琲専門店を見つけておいたが、妻がマスクをしてまでカフェに寄りたくないという。それもそうかと素直に従って家に戻ると、ちょうど珈琲タイム。自宅ブレンドの珈琲で豆大福と桜餅を美味しく食べた。


 好天に誘われて、6月上旬に植えた分のグラジオラスが次々と芽を出し始めた。メルカリで10個買ったうち、7個が発芽。残りにも期待しよう。

 6月中旬に蒔き直した枝豆は、芽を出しそうで出さない。調べると種が腐ったわけではなく、低温続きで発芽温度に達していない様子。週末は気温が上がりそうなので、今日は3度目となる種を30個まとめて蒔いた。長引く梅雨に何かと気をもむ日々。