2020年6月17日水曜日

リモートライブ運用へ

 妻から予約を頼まれていた図書館の本(吉田修一の「路」)が届いたとメール連絡があり、午前中の散歩をかねて近くの地区センターまで歩く。帰路にスーパーに寄って珈琲タイム用のオヤツを3つ買った。
 途中の歩道やスーパーでノーマスクやアゴマスク(アリバイ的にマスクはつけているが、アゴにずらして効果なし)の人々に5人ほど遭遇。
「マスク警察」になる気はなく、ひたすら逃げるのみだが、これでは延々5ヶ月近くも北海道の新規コロナ患者が途切れないわけだ。

 この日の歩数計は計5千歩を突破。ご褒美の「花マル」がもらえる。これが結構うれしかったりする。


 帰宅後、珍しく早めに昼食を食べ、2階に上がってリモートライブの設営をする。自宅でのリモート事業に備えてビデオ通話ソフトZoomを勉強中の長男お嫁さんが相手で、13時ちょうどにリモート会議の予定があった。
 これまでのテストで得た最適な位置に、iMac、マイクスタンド、PA、電子譜面台、ギター、スポット照明などの各種機材をセット。同時にiMacとタブレットPCを起動し、ケーブル類を接続してマイクとスピーカーのテストをやる。本番通りにバンダナやストールも巻いた。

 Zoomの起動テストを含めて10分弱でスタンバイ。前半の30分は私がホスト役となり、弾き語りの聞こえ方がどんな感じか、お嫁さん側で確かめてもらいつつ、録音して送ってもらう段取りだった。
 定刻5分前にお嫁さんが入室し、いざ始めようとするが、画像は届くが音声がどうしても聞こえない。私の歌とギターは問題なく相手に聞こえるという。
 別のiPadにつなぎ換えたり、Wi-Fiルータの再起動など試みるが状態は変わらず、15分ほどが経過。持ち時間が迫ったため、私の歌とギターだけを聞いて録音してもらうことになる。
 画像での手話もどきやチャットによるテキスト交換などで話し合い、ひとまずホスト役を終えることにした。

Zoom動画からキャプチャー

 終了5分後、お嫁さん側がホスト役となって別の会議開始。ところが、今度は互いの音も映像も何ら問題なく視聴できる。理由が不明だったが、要望に応えて各種テストを重ねた。
 20分ほどでこちらも終了。もう一度弾き語りを確かめるべく、ノーマルモードに戻してあったWi-Fi接続を再度高速モードに変えたとたん、映像も音も完全に途切れてしまう。あわててノーマルに戻すと、すぐに復帰した。
 ここで当初の「相手の音が届かない」の理由に思い当たる。会議中に接続モードの切替えをやってはいけないのでは…?
(通信量節約のため、会議開始後にモードを切替えていた)

 事情を説明して、いったん会議を終了する。高速モードに切替えたのち、新規の会議を開いてお嫁さんを再招待した。
 すると、思った通り音も映像も支障なくつながる。歌とギターを再度録音してもらい、メールで送られてきた音源を確かめたが、自宅で聴くのと全く変わらない音質音量で、うれしくなった。これは使える。
 1時間ほどで全テストが終了。接続モードの切替えはケチらずに会議前に終えておくことなど、貴重な情報を得た。お嫁さん側も多くの疑問点が解決できたそうで、互いに有意義な時間だった。
 通信量は実質40分接続で0.25G。前回テストまでの想定内数値だが、もし参加者が複数になった場合、通信量がどうなるかは不明。参加者が外部にいる場合は変わらないはずだが?

 今回、PA(ローランドCM-30)からiMacへの接続は背面のステレオリンク端子からでなく、前面にあるヘッドフォン端子からつないだ。モニターとしての音量とZoomに供給する音量を別々に調整できるし、音そのものが大きく、しかも割れない。
 リモートライブで音が小さいのは致命的だった。今後はこの接続をデフォルトとしたい。

 本番で使えるメドが立ったので、夕方にはHPで詳細に告知した。活動をサポートしてくれているNPO法人にも紹介サイト内の記載変更を依頼した。
 ただ、時流のリモートとはいえ、告知したからといってただちにライブ依頼、とはたぶんならない。参加者側の態勢が大きな壁となるはずで、聴き手が多人数の場合はなおさらだ。
 過去にネットから仕掛けたデザイン、小説、住宅設計など、形になるまでにはある程度の時間を要した。長い目が必要と思われる。