2018年9月24日月曜日

超音波害虫駆除機の総括

 アリ撃退策の決定打として今年4月から継続してテストしていたSmilemall 超音波式害虫駆除機の一応の成果が出たので、記録にとどめたい。
 最初に1個買って、ある程度の効果を確認したのち、1ヶ月後にもう1個買い足した。送料込みで297円と安いが、中国から発送されるらしく、到着までかなりの時間がかかる。

「床面から800〜1200に設置」と取説あり、当初はその位置に設置した。しかしいろいろ試すと、ズバリ「出没する場所近く」に設置するのが最も効果があった。
 流し台あたりに多くアリを見かけるなら、流し台の位置に、床幅木周辺に出没するなら、床面近くに設置するのがいい。

食器棚上、床面+1000に設置
台所シンク上、床面+1000に設置

 床面に対して垂直に設置し、前方に家具や壁などの障害物は置かずに広く開ける。カーテンなども障害になるようだ。
 都合のよい位置にコンセントがない場合、テーブルタップ等を使うことになるが、ビスなどで固定すると法にふれるし、そもそも危険なので、置くだけのスタンドを作るなど各自の工夫が必要だ。

 運転は24時間連続で、消費電力は5Wと取説にあるが、手持ちのワットチェッカーで調べた限りでは1W以下だった。つまり、維持費はほとんど気にしなくてよいことになる。
 設置した4〜9月までのアリ出没数の記録は以下の通り。

・4月:0匹…7日、1〜9匹…16日、10匹以上…6日、100匹以上…1日
・5月:0匹…14日、1〜9匹…14日、10匹以上…2日、100匹以上…1日
 (5/12から台所シンク上と居間ベンチ下の2箇所に設置)
・6月:0匹…17日、1〜9匹…13日
・7月:0匹…19日、1〜9匹…9日、10匹以上…3日
(7/25以降は羽アリ)
・8月:0匹…16日、1〜9匹…6日、10匹以上…6日、100匹以上…3日
(全て羽アリ)
・9月:0匹…21日(9/22から2個とも撤去)

床に直置き、床面+150に設置

 超音波式害虫駆除器は設置してから効果が現れるまで時間がかかると取説にもあるが、時の経過と共に出没数はジワジワと減っていった。
 5/22に台所シンク付近に100匹以上が大量出没したが、このときだけ電気式の蚊取り器を12時間併行運転。他はすべて超音波式害虫駆除機だけで乗り切った。
 7/4以降は出没が激減し、ゼロの日が延々続いて撤去を考え始めた矢先、7/25に羽アリが出始めた。例年は数匹でいなくなるが、今年は数が異常に多く、8月の数値は全てこの羽アリである。
 多くは女王アリで、西の窓ガラスに大量にへばりつき、動きは鈍いので捕獲は容易。羽アリに限っては超音波式害虫駆除器は全く効果がなかった。

薬液等の維持費はかかるが、一定の効果を確認した電気式蚊取り器

 今年に限ってなぜ羽アリがこれほど多いのか、理由は不明。アリの巣を根こそぎ撃退するという「アリメツ」を今年は全く使っておらず、出没数は減るが、実は巣自体はひそかに残っていて、それが一気に「羽アリ」という形で真夏に羽化するのかもしれない。
 ともかくも、普通のアリに対しては超音波式害虫駆除器が効果的であることがはっきりした。維持費はわずかで済み、蚊やハエ等の他の害虫も今年はほとんど見かけない。害虫全般に効果がありそうなので、来年も引き続き使ってみたい。