台風直後の状態 |
車用のジャッキを玄関ドア枠に横向きにはめこみ、ジャッキをゆっくり回してやると簡単に元の位置に戻ることが分かっていた。これが台風通過当日のハナシ。
その翌日に大地震に見舞われたが、不思議なことに地震による車庫の損傷は全くなく、逆に軸組のズレは当初の10センチほどから5センチほどまで戻った。ジャッキで押したことと、地震の揺れとの相乗効果と思われる。
それでもズレていることに変わりはなく、強固な母屋側の玄関ドア枠にぴったりはまる突っ張り棒を残材で自作。ジャッキで再び柱を押してやり、突っ張り棒をはめこんでからジャッキを緩めると、うまい具合に元の位置に収まった。
(突っ張り棒は木用ビスでドア枠に固定)
これで問題解決かと思いきや、今度は東西方向へのゆがみが発生し、車庫南西部(玄関ドアの横)が母屋から1センチほど離れてしまった。調べてみると、北東角の基礎束石が強風に押されて傾き、柱下端がズレてしまっている。これが軸組全体のネジレにつながっているようだ。
大型ハンマーで束石上部をたたいてみたが、びくともしない。束石周囲の砂利を全てどかして再度やってみる価値はある。
いろいろやって疲れたので、この日の作業はここまでとし、珈琲ブレイクのあとは新しい車庫に関する設計プランを延々と練った。
施工業者をどうするかも決めなくてはならないが、設計図をまずまとめないと、話が前に進まない。