2018年9月22日土曜日

車庫の応急処置完了

 9/5の記録的な強力台風で一部が壊れた玄関前車庫の補修を少しずつ続けているが、ひとまず一冬を越せそうな応急処置は済ませた。

 まず、大きく傾いた北東基礎束石の修正。北にずれた軸組は9/10暫定的に補正したが、束石が動いたせいか、まだ微妙に軸組のネジレがある。


 周囲の砂利をいったん掘り起こして修正を試みる。杭上端のフーチングから束石底部が浮き上がっていたが、簡単に元には戻らない。
 時間をかけて大型ハンマーで上端部を叩き、ようやく2センチほど戻したが、これ以上は無理。柱下端の隙間はなくなったので、これで妥協することにした。


 基礎束石の羽子板と柱を止めているM6コーチスクリューは、一部に緩みが出てしまった。長さを25ミリ長いL75の製品に交換し、ズレている部分は一部を止め直す。
 北東の束石部もつけ直したいが、ネジが錆びついて1本が外れない。もう少しがんばってみる。(その後、取り外し&交換に成功)


 以上が先週までにやった作業で、今日は車庫本体を母屋に締結する重要な作業をやった。9/10に暫定補正した軸組は、玄関ドア枠に仮固定という不安定な状態で、このまま冬は越せない。
 強力な南からの風で、母屋に固定してあった3箇所は、すべてビスが破断した。あれほどの風力となると、貧弱なビス固定ではもたない。

 そこで今回はM12羽子板ボルトを使うことにする。主に梁端部に使われる補強金物だが、車庫端部のブレ止めにも充分使えると判断した。


 ツーバイ材利用の横架材を母屋の壁にまず固定する。M6×L100のコーチスクリューを2本、M6×L75を1本使った。現場工程写真で軸組に固定されている下地材位置を確認。かなり頑強に止まった。

 軸組上部が東へ7ミリほどズレているので、長い脚立をハシゴ状に開いて突っ張り棒の代用とし、もうひとつの脚立に載って羽子板ボルトを固定した。
 羽子板ボルトはL280しか売ってなく、長さを調整するために端部にツーバイ材を重ねた。


 終了後、玄関ドア枠に仮固定してあったツーバイ材利用の突っ張り棒を外す。各種対策が利いて、軸組のブレはひとまず解消した。
 横架材と柱の隙間をコマ材で埋めるなど、細かい作業は残っているが、大きなヤマは越えた。来週からは新しい車庫の構想を本格化させたい。