2018年9月9日日曜日

少し落ち着いた

 地震発生後4日目に入り、生活や気持ちもかなり落ち着いてきたが、まだまだ油断はできない状況のようだ。

 駆動中の古い火力発電所に万一トラブルが発生した場合、再度のブラックアウト(発電所の一斉停止)があり得るらしく、それを防ぐために、目下20%の節電を求められている。
 ひとまずテレビを省エネモードに設定し、冷蔵庫温度設定も一段下げた。白熱灯だったトイレとユーティの照明も、他の部屋のLED灯を外して付け替えた。24時間点けていた10Wのモデムは、寝る前に電源を切ることにする。大停電はもうたくさんだ。
 地震の前日に見舞われた強力台風で飛ばされた車庫の補修を、今日になってようやくやる気になった。
 飛ばされたアスファルトルーフィングの一部が2軒北側の家にある車庫で引っかかっていたことはすでにふれたが、実はその時に車の塗装も傷つけていたことが発覚。こちらの不始末なので、修理費は負担しなくてはならない。火災保険も適用されないので頭が痛いが、これくらいで済んでよかったと考え直そう。
 今日は再度屋根に上って、残ったビス類を全て外し、散らばっていたビスと共に片づけた。同時に、鋼板壁についた擦りキズを塗装で補修。車庫が揺さぶられてついたもので、これまた過去に例のない現象だ。

 その後、風に押されて5センチほど北にずれたままの車庫上端部を元に戻す手段について検討する。少なくとも来年までには車庫を全面的に作り直す方針を固めたので、同様の台風や一冬だけの積雪に耐えるだけの暫定的補強策となる。
 あれこれ試行錯誤して、いい解決策にたどり着いた。明日以降、なるべく早い時期に実施したい。
 夕方、妻の希望もあって、近くのスーパーまで二人で出かけた。品物は極端に少なかったが、運良くマグロの刺身を通常価格で入手。久しぶりのナマモノである。うれしいね。
 棚がカラッポかそれに近いのは、乳製品、冷凍食品、パン類、米、餅、麺類全て、納豆や豆腐類など。野菜果物、鮮魚肉類も少ないが、ある程度は並んでいる。
 普段通りに買えるのは、酒類と缶やペットボトルの飲料。パック寿司や菓子類もだいたいそろっていた。

 多くの品に「一家族一点限り」の購入制限がある。「また大停電になるかも…」という噂が流れていて、いますぐ必要ではなくても、備蓄用に買っておこう、という人が多数いるようだ。
 我が家の場合、主食となるインスタント麺や乾麺、餅や米は普段から多少多めに買っておき、日付の古い物から日常食として順に食べている。結果的にこれが防災用食品として今回役立った。なので買いだめはしない。