持越した分の仕事は1年振りに依頼のあったクライアントからで、数年前に一緒に打合せに出向き、名刺交換をした大手ハウスメーカーの担当者が、どうやら私を指名してくれたらしい。
いつも書いていることだが、発注先のトップに気に入ってもらうと、中間代理店を飛び越して指名してくれることがある。やはり自分のやった仕事は、「物言わぬ営業マン」なのである。
今月もよく働いたので、10通もの請求伝票をこれから作り、発送する作業が控えている。こんな時に限ってネット経由で、またしても住宅相談の依頼があった。明後日の日曜、我が家をある方が訪問する手筈になっている。
長い間私のサイトを見てくださっていて、要点はプリントアウトしてまで読んでくれている。そこまで買ってくれると、時間をやり繰りしてでも相談に乗りたくなる。
この種の家作り相談は、お金をいただかないケースも多い。ほとんど趣味かボランティアの領域に近づきつつあって、それはそれで構わない。金銭契約で重い法的責任にしばられるより、タダかそれに近い費用で、困っている人に喜んでもらったほうがお互いの幸せというものである。
「自分の好奇心を満足させてくれる」という一点でも、これに勝るものはない。