2007年6月27日水曜日

空が落ちる

 とうとうWindowsパソコンを買った。中古パソコンショップにたまたまよい出物があって即断した。このところ途切れることなく仕事もあり、家と同じで「思った時が買い時」である。

 Pen4の1.9GHz、2次キャッシュ512KB、メモリは512MBで空きスロットもある。予備マシンとしてはまずまずの性能だろう。しかも2万円台という安さ。
 冷却ファンがないので消費電力も50Wと少ない。本体はわずか7センチの薄さで、写真のようにモニタの裏に隠れてしまう。


 仕事の合間にセットアップ作業に励んでいるが、昨日は丸一日費やしても、とうとう満足に動かせなかった。バーチャルソフトでWindowsのことは充分把握していたつもりでも、現実は厳しい。ちょっとナメていたかもしれない。
 パソコンとモニタ、マウスやキーボード、そしてOSのメーカーが全部違う。これらのバラバラな機能の摺り合わせが非常にやっかいなのだ。長年マックで慣れてきた身には、そこが面倒臭い。
 うまく働かないのは画像解像度の変更とインターネット接続機能。このうち、画像解像度はグラフィックドライバーなるものをネットから入手し、マックでCDに焼いてからインストール。これでようやく解決した。
 問題はインターネット接続機能で、こればかりは世界中の関連サイトで探しても適切なドライバーが見つからない。現在、メーカーに問合せ中だ。

 しかし、USBメモリなどを使えば、ひとまず予備マシンとしては機能する。ウィルス汚染を考えると、下手にネットになどつながないほうがよいのかもしれない。
 私が一番恐れるのは、2台あるマックが両方とも壊れてしまい、一時的にでも仕事が出来なくなってしまう事態である。それが3台目のパソコンを買った最大の理由だ。
 その時には新品のマックをまた買えばよいかもしれないが、価格が相当高い。いまあるCGソフトの対応も、最新のマックだと機能しない可能性が高い。

_買って4年目になるマックは、いまのところ普通に動いてくれている。予備のマックも問題ない。だが、中国の故事で「杞憂」という言葉もある。空が落ちてくるかもしれないと必要以上に恐れるのは馬鹿げているが、2台あるマックが同時に壊れる可能性は、これよりもはるかに高そうだ。
 Windowsに完全移行するつもりはいまのところないが、Windowsでしか動かないCGソフトも数多い。将来に備え、何も起きてないいまのうちに、安い中古マシンで慣れておこうと思っている。