2007年6月12日火曜日

録画とエコロジー

 観たいテレビ番組はなぜか深夜が多く、基本的にDVDレコーダーに録画して観る。放送が仕事の締切に追われている時間帯だったり、疲れて眠っている時間帯だったりで、放送に合わせてテレビに向うことが、かなり難しいからだ。
 妻の場合は勤めに出ている時間帯に好きな韓流ドラマがあると、ほとんど録画して観ている。
 いろいろ理由はあっても、この「録画してテレビを観る」という行為が、果たしてエコロジーであるのかどうか考えてみた。

 当り前の理論だが、「テレビなど観ない」という生活が最もエコロジーなのだが、それは現段階ではちょっと難しそうだ。我が家の場合でも、たいてい夜の7時から10時半くらいまではテレビがついている。
 次にエコロジーなのは、「録画しないでテレビを観る」という行為で、消費電力はテレビの分だけ。我が家ではDVDレコーダーに衛星放送が内蔵されているので、衛星放送を観るときはこちらの電源も入る。
 録画で観る場合、テレビの電源は生で観るのと同じ。録画時と再生時のDVDレコーダー電源が余分になり、一見あきらかに録画で観るほうが二酸化炭素の排出量が多そうだが、深夜の放送を生で観ようとすると、その時の照明電気代が余分にかかる。放送時間まで起きていることにより、諸々の余分なエネルギーも消費される。
 加えて録画で観る場合、たいていは再生速度を1.5倍にして観る。60分の放送なら40分で終る。コマーシャルは早送りで素っ飛ばす。時間やエネルギーがその分かなり節約できる。

 エコ電球のようにキッチリした試算は難しいが、トータルで考えると、エネルギー面で論ずる限り、そう大きな差はなさそうに思える。だとすれば、「人生の楽しみ」をより多く、効率的に与えてくれる方を選ぶだろう。
 あとはなるべく長くDVDレコーダーを使ってやることか。