2007年6月24日日曜日

甘くてしょっぱい

 数週間前に受けた地区健康診断での血液検査の結果が届いた。心配していた血糖値はこの1年間の奮闘努力のかいあって、「異常なし」。
 去年は162という危険領域にあったが、今年は94まで下がっていた。ひとまずの安全圏で、いまの生活を保持してゆけばいいようだ。

 ところが今度は「血圧値に問題あり」との所見がついている。上が135で下が90。確かに去年よりは幾分高いが、そうひどい数値とも思えない。調べると、上が140未満、下が90未満が推奨値だそう。つまり、下がわずかに1だけ境界に触れているらしい。
 秋に再度の指導を受けよ、などとあるので納得できず、すぐに家にある血圧計で測ってみた。すると、時間を変えて何度測ってみても、上が100〜110、下が69〜75の範囲で、何ら問題ない。
 血圧は外で測ると高めの数値が出るとよく聞く。思い返すと、血糖値の不安に苛まれつつ、採血の直前に血圧を測ったせいで、高めに出たのではあるまいか?我が妻など、職場と自宅とで計測値が20は違う。そんなものらしい。


 添付されてきた「指導書」には、「塩分を控え目に」「運動をすること」「コーヒーやアルコールを取り過ぎないこと」「ストレスを溜めるな」等々、またまたストイックな字面が並んでいる。
 糖分をトコトン控え、ようやく糖尿病の危機を脱したと思ったら、今度は塩分を控えろときた。実にしょっぱい話だ。

 塩分の取り過ぎには以前から気をつけているし、運動もしかり。コーヒーやアルコールもほどほどだろうし、ストレスとのつき合い方は以前から慣れている。数値そのものも去年の血糖値ほど危険域ではなく、今回はあまり深刻に考えないようにする。
 仕事に追われているうち、数年前に挿し木から育てた庭のハマナスの花が、満開になった。ちょっと珍しい八重のハマナスで、花の数は軽く100を超える。
 同じ時期に普通の赤いハマナスも挿し木したが、こちらはいまだに10個ほどの花しか咲かせず、枝ぶりもごく小さい。陽当たり等の条件はほぼ同じ。どうやら花にも、土地との相性らしきものがあるらしい。