2012年6月19日火曜日

薄暮の札幌

 長いサーバーメンテナンスのせいですっかり?ご無沙汰した感のブログ。昨日の出来事をようやく記す。
 還暦同窓会で50年ぶりに再会し、昨春の自主企画コンサートにも来ていただいた小学校恩師から案内が届き、今年も道展を見に札幌市民ギャラリーまで行った。ハガキ1枚で二人まで入場可能とのことで、休暇で家にいた妻を誘ったら、喜んでついてきた。


 最近、膝痛に悩まれている妻をおもんばかり、移動距離が少なくて済む近隣のコイン駐車場を検索。わずか80mの距離に30分100円のリーズナブルな駐車場を発見。迷わないようにグーグルマップで付近の様子を調べ、万全を期した。
 平日の16時近くで、館内は空いている。500人近い方々の力作を1時間近くかけてゆっくりと見物。絵は仕事で半分関わっているが、色使いなど、魅力的な作品が多く、刺激になる。

 恩師の作品の前で記念撮影。何度写しても水平が曲がってしまうので、作品は私が撮り、あとで妻が写した自分の姿を合成して仕上げた。同じ位置、同じ高さで撮影したので、合成とは思えぬ出来である。
 恩師は70代半ばだが、還暦を過ぎてから始めたという絵に対する創作意欲は衰えていない。常に前を向くその生き方、見習いたい。


 いったん車を駐車場から出し、札幌駅近くの別の駐車場へと移動。たまに顔を出すカフェ「カエルヤ珈琲店」のイベントに参加していただいたJRタワー展望台への無料招待券があり、6月いっぱいがその期限。
 JRタワー内に陳列する黄色い旗にカエルの絵を描いて届けただけだが、そのご褒美のようなものである。
 昨年は長男と共に昇ってその素晴らしい展望に感動したばかりだが、今度は薄暮の時間に昇って、夕映えの札幌の街を見物しよう、という考えである。
 台風が迫っているせいか空は曇っていて、夕映えは見られなかったが、時間の経過と共に変化する街並みはよく見えた。


 夏至が近く、なかなか暗くならないので、展望室内にあるカフェでスフレケーキセットを食べたり、空中トイレに入ってちょっと怪しげな雰囲気を楽しんだりして時間をつぶす。
 19時過ぎくらいから、ようやく街のネオンが映えだす。昼間とは一味違う情景である。函館山から見る夜景に比べると見劣りするが、街の真ん中でこの景色が眺められるところがミソ。ぜいたくな時間を堪能した。