2012年6月18日月曜日

手製ギターストラップ

 久しぶりにギターストラップを作った。最近になってストラップピンに留める部分の穴が緩くなってきて、いつ脱落してもおかしくない状態。応急処置用のヒモはいつも持参しているが、「転ばぬ先の杖」である。
 前回はいつ作っただろう…?と記録を検索してみると、2009年2月だった。その前は2005年夏に作っているので、だいたい3~4年で寿命がきている。

 たいていの弾き語りシンガーはこんなものを自分で作らずに、サッサと買うのだろうが、そうはしないのが私らしいところ。自分で作ればタダ同然で、愛着も湧く。無駄なエネルギーを使わず、無駄な金も使わず、つまりは無用な労働もせずに済む。その分歌の練習に励める。いいことだらけである。


 今回の材料は、押入れの奥を整理していて発見したスキーケースのベルトを基本にした。色が濃いグレーで、どんなギターにも馴染む。
 心臓部であるストラップピン取付部は使わなくなった本革ベルトを使用。安い市販品はここが合皮製なので、ちぎれやすい。手作りではあるが、この部分にはずっと本革を使ってきた。

 革専用の針や糸もあるが、今回は試しにミシンを使ってみた。すると革が柔らかいせいか、手回しで運針すると何とかやれる。(ここでモーター駆動させると、たいてい針が折れる)かなり時間をかけて、どうにか格好がついた。
 前回作ったものよりも革が厚いので、長持ちしそうな感じ。折を見て、前回作った分も同じ革で修繕しようと思う。ライブが目白押しなので、予備は常にあったほうが安全である。


 一昨日のブログで「パキラが巨大化」などと記したばかりだが、もうひとつ同じ手当てを施した別のパキラが日毎にずんずん大きくなり、葉の大きさを測ってみたら、最大部分で40センチもある。手当てはあとからだったが、あっさり抜いてしまった。
 次々と復活してくれるのは嬉しいのだが、こうもあちこちで大きくなると、ちょっと始末に困る。これが本当の「嬉しい悲鳴」というヤツか。

 元々は7年前に実施した自宅コンサートの折に知人からいただいたもの。篭に一緒に入っていたシダの鉢も立派に育っている。当のご本人からの便りはその後途切れたが、きっとこのブログを読んでくれているはず。まだ元気で歌い続けています。