ところが、このヒートンがわずか一冬で錆びた。わざわざ高価なステンレス製を選んだはずが、何ということだろう。
さらには、風であおられた洗濯物がクルクルと回転し、ネジこんだヒートンが勝手に緩んで落下、という事態が続けて3度も起きた。落ちたヒートンは深い雑草に紛れ、発見不可能。やむなく、根本的に作り直すことにした。
ヒートン方式には致命的な欠点があることが判明したので、別の手段をあれこれ考える。梁に直接ハンガーを引っ掛ける穴を開ける方式自体は悪くなく、別の端材を加工し、梁の下部にビスで固定すればよいことに気づく。梁へのダメージは最低限で済み、仮に加工した部材が傷んだ場合、それだけを交換してやればよい。
写真のように、割と簡単に完成。直付けすると雨水が滞留して腐食の元なので、ゴム管を薄く輪切りにしてはさみ、相互に7ミリの隙間を設けた。
以前にライブ用照明スタンドとして使っていたワンバイフォー材の再利用で、一部に不要な穴もあるが、まあ使えるだろう。テスト段階では問題なく機能したが、しばらくはこれで様子を見たい。