2011年11月1日火曜日

共生するツタ

 自宅南壁の全面を覆うツタが、ほぼ色づいた。背景が「抜けるような青空」とはいえないが、ひとまず記録にとどめよう。

 このツタには繁茂してから数年経って、急に小さな実がなり始めた。実がなるということは、初夏に花が咲くということ。以前に確かブログでもふれたが、その花の蜜を求めて、膨大な数のミツバチが集まってくる。
 最盛期には家の中にいて集団の羽音が聞き取れるほど。


 そして葉が赤く色づくこの時期には、青かった実が次第に熟して黒くなり、小鳥たちにとっては「食べ頃」になるらしい。
 これまた近年のことだが、餌の不足する冬には、この実を求めてかなりの数の鳥が集まってくる。早朝から壁をつつく音で目覚めるほどだが、なぜか今年はすでにこの時期からたくさんの鳥たちが集まってきて、忙しく実をついばんでいる。
 近隣にあるナナカマドの実には見向きもしないので、鳥にとってはよほど美味しいと見える。

 夏には強い日射や風雨から家を守り、「第2の外壁」のような役割を果たしてくれる。ミツバチに花のミツを、小鳥たちには熟した実をふんだんに提供する。ツタを見ているだけで、自然との共生を間近に感じる。


 眼の手術をして視力が回復した妻のメガネが合わなくなったので、新しいメガネを買いに行った。春に私がパソコン専用のメガネを安く買った店だが、通常のセット料金だと7,500円のところ、薄型レンズやら歪みの少ないレンズ、はては傷がつきにくいレンズだとかのオプションを追加した結果、合計27,500円にもなってしまった。

 以前から妻はメガネには糸目をつけないタチで、いま使っているメガネも確か3万円近くもした。見てくれはどうでもいいという私とは、考えが全く違う。まあ、めったに買うものでなし、お金は自分のサイフから支払っているので、とやかくは言えない。
 ちなみに、今回のメガネは相変わらずシンプルなデザインなれど、ロゼワイン系の明るめの色。かなりイメージが変わってます。