数日前からギターのシールドケーブル(ギターとアンプをつなぐケーブル)の調子が悪くなった。接続時にチリチリとノイズが入る。気にはなったが、その後は普通に音が出るので、一昨日のライブではそのまま使った。
一日たって自宅での練習中、不意に音がでなくなった。どうやらケーブルの接触が悪いらしい。一昨日のライブでも、ギターの音が小さく感じていたが、単に背後の壁から離れすぎて立ったため、音の返りが悪かったのだろうと判断していた。
買ってから6年以上使っているケーブルだが、以前にPAがオンの状態でいきなりジャックを引き抜かれ、ショートして接続不良を起こしたことがある。
おそらく同じ場所がまた何らかの理由で接続不良を起こしたに違いないと、分解してみた。すると当たりである。写真のように前回修理した箇所の結線がゆるみ、ケーブルの接続は虫の息状態。これでは音が出ないはずだ。
(写真上の赤マル部分)
ライブが目白押しなので、すぐに工具を持ちだして補修した。単にハンダを上から載せただけだが、ひとまず音は出たので、これで問題ないと思っていた。
ところが今日になってまた音が出なくなった。再び分解すると、またハンダがはがれている。どうやらケーブルをいったん外し、根本から修理する必要があるらしい。
コネクタ部のハンダをいったん溶かし、ケーブルを外して端部を切断して処理しなおす。中心のコードは端子の穴に貫通させ、両方の端子を再びハンダで固定する。コネクタがぐらつかないよう、テープで強固に固定した。
いまのところ音はちゃんと出ている。心なしか、以前よりもいい音になった気がする。ケーブルは音にかなり影響するらしい。まだしばらくは使えそうだが、いずれ全交換の時期がやってきそうだ。