担当者を捕まえるのに少し時間がかかったが、何とか責任者の方とお会いできた。
話のなかで、驚くべき事実が判明する。お店で買った団子を出入口近くのベンチで母が食べていた際、何かの拍子で団子が喉に詰まったらしい。高齢者にはよくあることだが、気管に詰まって気を失ったところを、たまたま若い看護師(女性)の方が通りかかった。
プロとしての咄嗟の判断で倒れた母を助け起こし、喉に指を入れて詰まった団子を取出し、呼吸を瞬時に復活させてくれたという。
その後、店にかけこんで救急車の手配を頼み、到着したのを見計らって、いつの間にか姿を消してしまったとか。母にとっては、まさに命の恩人。数分でも処置が遅れていたら、おそらく命はなかったであろう。
残念なことに、お店では全くどこの誰かは分からないという。もしもまたお店に現れたら、ぜひ連絡してくださるよう、名刺を渡してきた。場所といいタイミングといい、奇跡に近いことがその日母の周辺で起きたことは間違いない。
月曜朝納品の仕事が1件だけあるが、土曜日にやれば終わるので、今日は遅れている確定申告書類の作成をしばらくぶりにやった。
すでに申告に必要な源泉徴収票は、各取引先からすべて送られてきている。あとは書類を整えるだけなのだが、これが遅々として進まない。
ようやく2項目の転記を終わらせたところで、またまた新規の仕事依頼。こちらも月曜朝の納品で、急きょ書類作成作業を中止し、明日やるつもりだった分の仕事を前倒しして仕上げることになった。
去年の今頃は全く仕事がなく、喘いでいたのがまるでウソのよう。昨日の母の弁ではないが、「自営業はまず仕事がなくちゃ」である。