2010年2月3日水曜日

タコ足商法

 昨夜未明から、猛烈に冷えた。朝方の最低気温がマイナス13度で、都心では2年ぶりの低温記録とか。日中も温度が上がらず、最高気温がマイナス10度前後という凄まじさ。
 幸いに、陽射しだけは暖かく照りつけてくれる。午後から室温だけはぐんぐん上昇。昼過ぎに22度を突破したので、すぐに暖房を切り、そのまま夕方まで無暖房で過ごした。まさに太陽の恵み。太陽がなければ、我が命もおそらくこの宇宙には存在し得なかった。
 午後、母が入院する病院のケアマネージャーから電話がある。母の病状に関する話で、詳しくは書けないが、いろいろと院内での素行に問題があるらしい。
 兆候は去年の夏あたりからあったので、ある程度の覚悟はあったが、それにしても急である。初めての入院による初めての集団生活、それに伴う環境の変化が、かなり母の精神に影響を及ぼしているようだ。

 電話での話には限界があるので、明日直接訪問し、今後に関する相談をすることになった。仕事は明朝で一段落するので、何とか都合はつく。


 節分なので、スーパーデリカ部に勤務する妻は、年末や土曜丑の日に並ぶ書き入れどき。「恵方巻き」と称する、よく分からない巻き寿司が猛烈に売れる日だそうで、今朝は仕事を終えた私と入れ替わるように、早朝5時に起きて勤務に向かった。
 写真は本日の職場でのノルマ。土曜丑の日にはウナギの蒲焼きが、クリスマスにはケーキが、それぞれ職場のノルマとして割り当てられる。自社製品を社員が半強制で買わされるのは日本社会の悪しき習慣だと思うが、これを私は「タコ足商法」と以前から揶揄して呼んでいる。

 ユーザー本来の需要ではなく、社員に買わせて業績を上げる。自分で自分の身体を喰うという俗説のあるタコに似ているから、「タコ足商法」だ。
 おそらくは一蓮托生の思想からくるのだろうが、いかにもビンボーくさい。これでは企業の将来も危ういというもの。「拒否=退職」に近いイメージなので誰もが仕方なく受け入れているが、何とかなりませんか、こんな日本。