2010年2月18日木曜日

木製セロテープ台

 昨夜は急ぎの仕事を7割ほど仕上げたあと、午前2時から日本VSカナダのカーリングをテレビで観た。
 まだ世に競技がほとんど知られてなかった20年近くも前、「愛のカーリング」というテレビゲームをBasic原語で作り、パソコン雑誌の自作ゲームコーナーに投稿したら見事採用になり、掲載されて賞金(確か2万円)ももらった。

 あくまでパソコンゲームなので、ルールはかなり簡略化したが、投げたあと、スィープの強度と場所でコース変更が可能な、結構本格的なものだった。
 なぜ「愛」なのかというと、2匹のオス・メスのカエルが主人公で、オスガエルが投げたストーンを、メスガエルがスィープする、という筋書き。2匹が助け合って高得点をめざす、という設定で、投げるのを失敗すると、メスガエルがオスガエルの尻をブラシでなぐる、というデモをつけた。
(ちなみに、高得点を出すとキスしてくれる)
 単にゲームを作るだけでなく、シナリオや演出を重視した。採用されたツボはおそらくそこ。
 夕方までに仕事はほぼ終わったので、検討中だった木製セロテープ台を作ることにした。スケッチを元にそろえた材料を並べ、吟味するうちに、コロコロと気が変わってしまう。
 基本はオモリとなる薄いレンガタイルを囲む形で木材の台を作ることで、ここだけは不動。オモリがないとセロテープを切るときに、台がぐらつく。


 セロテープ本体をはめる枠は既存品を転用するつもりでいたが、こちらも木材を丸く切って作ることを思い立つ。試行錯誤するうち、丸く切らずとも、棒だけでも機能は果たせることに気づいた。
 その後、全体をカタツムリを模した形にすることを思いつく。作りながらここまでデザインを変更することはあまりないが、閃きこそが何より大事だ。

 予定よりもかなり長い時間をかけ、ほぼイメージ通りの「カタツムリ型木製セロテープ台」が完成した。さっそく試してみると、片手で簡単にカットでき、充分実用に耐える。テープの交換も簡単で、周囲のインテリアにもぴったりなじんでいる。
 本日のDIY難度、5段階中の3。2ヶ所で使った組木細工と、タイルを木材できっちり挟む部分がやや難しいか。