2010年2月4日木曜日

マイナス19度!

 昨夜仕事中、やけに冷えるので台所外に設置してある屋外寒暖計をのぞくと、(ガラス窓越しに気温が確認できる)何とマイナス18度を下回っている。
 仕事を終え、メール送信して寝る前にもう一度確認すると、午前4時半でマイナス19度を記録していた。この地に越してきて10年になるが、記憶にある最低気温はマイナス15度あたり。記録を大幅更新である。

 写真は台所窓越しに撮った寒暖計の様子。高級な温度計と比べても同じ数値を示すので信頼度は高いが、安物なので目盛りがマイナス20度までしかない。赤い指標が寒さで底にへばりついている。


 仕事がようやく一段落したので、勤めから戻った妻を乗せ、母の入院する病院へと向かう。途中和菓子店に寄り、看護師さんに渡す菓子折を調達。
 明日から雪祭りが始まるせいか、主要道路は昼間から大型ダンプが排雪作業中で、約束の15時より少し遅れて到着。すぐに先生とケアマネージャーのTさんと共に、いろいろと相談。

 母の病状は順調に回復しているが、深夜にベットから抜け出し、あちきち動き回ったあげく、自分の病室に戻れない、という問題があるという。つまりは病院内徘徊だ。
 時期はまだ未定だが、退院後の身の振り方に関し、先生から指摘を受けた。独り暮らしの続行はもはや不可能とのことで、具体的にどうするか、ケアマネージャーのTさんからもいくつか案が出た。
 様々な事情から、子供たちの誰かと同居するという選択肢は現段階では難しく、年金の範囲内で何とか暮せる施設のお世話になる方向である。

 その後病室の母を見舞ったが、血色もよく、自宅にいる時と比べて、見違えるように元気になっていた。
 よく来てくれた、仕事は順調かと、私のほうが逆に気遣われる始末。息子夫婦の見舞いに終始上機嫌で、行く前の不安感は一気に払拭された。別の不安もないではないが、独りで鬱々と暮すより、第三者のプロに囲まれ、明るくて暖かく、清潔な環境で晩年を過ごせるのなら、母にとってそれに勝る幸せはないであろう。
 その道をつつがなく作ってやることが、おそらくは子としての最後の務めだ。