2009年12月15日火曜日

HD占有率

 午後から馴染みのライブハウスのマスターがやってくる。最近調子が悪いというノートブックパソコンのメンテナンスと、HDカメラからの動画取り込み方法、そして動画編集方法の習得と、課題は多い。
 メインでは使っていないWindowsマシンなので、あまり得手ではないが、あれこれ操作するうち、次第に問題点が分かってきた。

 持参したHDカメラからの動画取り込みには何とか成功したが、「HDが満杯です」などというエラーメッセージが頻発する。そこでパソコンのHDを検証してみると、占有率が99%で、いまにも溢れんばかり。これではパソコンの調子が悪くなるはずだ。
 一般的にパソコンのHD占有率が大きくなると、いろいろ問題が出やすくなるもので、ファイルの出し入れには、作業エリアとしてある程度の空きスペースが必要なのである。動画のような大容量ファイルを扱う場合は特にそうだ。
_さらに検証をすすめると、HD容量そのものが40GBで、最近のパソコンとしては、やや少なめ。それにしても99%占有率はおかしい。いったい何をストックしているのですかと尋ねても、特に心当たりはないという。
 そこでユーザーフォルダを中心に、怪しいフォルダの容量を順に調べていった。すると、ピクチャーフォルダの中に、突出して容量の大きいフォルダを発見!何と24GBもの容量がある。

 開いてみると、50個近い動画ファイルが眠っている。日付は3年以上も前で、HDカメラを買い、パソコンの動作がおかしくなり始めた時期と、ピタリ合致する。どうやら買いたてのカメラの試し撮りで取り込んだ大量の動画ファイルを、そのまま放置していたらしい。
 パソコンに悪さをしていた犯人はまさにこれで、どれも不要な動画だというので、まとめて全部ゴミ箱に放り込み、すっぱり消去した。

 作業後、再びHD容量の検証。今度は占有率が20%台にまで下がり、快適なユルユル空間が誕生した。おそらくこれで諸問題は解決するでありましょう。
 その後、最後の課題である動画の編集作業にもチャレンジしたが、パソコンにバンドルされているはずの動画編集ソフトが、どうしても見つからない。
 よく聞いてみると、パソコンは中古品で、付属ソフトのCDなどは一切ついてなかったという。動画編集ソフトがないと何もできないので、この日の作業はこれで打切りとなった。

 時間の都合で試さなかったが、おそらくカメラ内にある動画をパソコンに取込み、普通の状態のまま(圧縮や編集はしない)でDVDに焼くことは、今後出来るようになるはず。来訪目的の達成率は60~70%程度だが、
「来てよかったです」と、マスターは喜んで帰っていった。