妻の誕生日直後、書類一式を整えて申請したのが、10/20。そのときに窓口では、「実際の支給までには、110日程度はかかります」などと釘を刺され、そう急ぐものでもなく、そんなものかと思っていた。
ところが、50日はかかると言われた年金証書が実際に届いたのが、11/6。わずか17日後で、それからさらに60日はかかると言われた支給が、実際には39日後の12/15というわけだ。結構やるじゃないか社会保険庁。
試算してみると、申請日から56日後に支給されることになった。準備を整え、権利が発生したら、素早く手続きするのがよろしいようで。
というわけでまるで実感はないが、来週早々にも年金が振り込まれる。妻ともども、厚生年金の比例報酬分だけなので、額は微々たるもの。しかし、日々つましく暮している私たち夫婦にとっては、毎月の食費をほぼまかなえる額で、妙にありがたく、そしてうれしい。
「年金は払うときにはバカらしく思えるが、貰うときにはありがたいもんだゾ」と、今は亡き父がよく言っていたが、けだし名言でアル。記念すべき初回分は、年末年始の特別食費にでもあてることにしよう。
新築後10年を経て、家のあちこちが傷み始めているが、ボイラ2台に続き、今度はバスタブの栓が壊れた。
ゴム栓をつないでいるチェーンが数カ所で切れ、補修不可能。ジョイント部が錆びているので、完全に寿命である。チェーンだけ換えてやればいいだろうと調べてみたら、栓とチェーンの接続部が取り外し不可能な構造になっている。
全く理解不能な設計で、こうなれば意地だと、工具を総動員し、強引に切れたチェーンをゴム栓から取り除き、手頃なビスを見繕って抜けた穴にネジこみ、これまた手頃なチェーンを2本つないで、力づくで復活させた。
チェーンはバスタブの縁に止めるようになっているが、この固定ネジがまたまた手抜き。交換のために取り外したが、なぜか二度と元に戻せない。
仕方なく、工具箱を漁って適当なビスを何とか探し出す。結局既存の品で活かせたのは、ゴム栓だけという結果となった。本日のDIY難度、予想外の手強さで、5段階中の3。
壊れたら丸ごと交換するか、プロを頼んで外注せよ、ということなるのか。メーカーは一流と言われるT社製だが、その設計思想の貧しさに、あきれた。政治と同じで、企業を育てるのも実は末端の消費者、つまりは国民であるということ。