2009年9月20日日曜日

木製ギターハンガー

 使わなくなったギターをどうするかしばし考えたが、全く弾けなくなったわけではなく、音はごく普通に出る。捨てるなどもってのほかで、非常時の予備としてなら充分使えるし、血迷った息子が、「僕もギターを練習する!」などと、いつ何時言い出さないとも限らない。
 エレアコはネックが細く、弦高も低いので、初心者の練習には最適。ケースにしまって保存することも考えたが、湿度が一年を通して40~50%と安定している我が家。下手にケースにしまうより、単純に外に出しておくほうが、はるかにギターにとってはよい環境なのである。
 ギタースタンドをもう1台買うか作るなどし、床に置いておくことも一時は考えた。しかし、予備としてはいかにも邪魔。そこで広い傾斜天井のある2階スタジオの壁にハンガーで吊るし、オブジェとしても活かそうと思った。

 ギターハンガーにはちゃんと市販品があるが、それなりの値段。いろいろ調べると、手作りしている人も皆無ではない。自他共に認めるDIY人間なので、いろいろなサイトを参考にし、端材を使って自作することにした。


 ネック上端部よりも4ミリくらい広めの間隔(今回は43ミリのネック幅に対し、47ミリ)で写真のように木製の「枝」を2本出し、そこにギターを挟み込むようにした。
「枝」の壁からの突出寸法はギターによって変わるが、今回は100ミリにした。「枝」の木材幅は90ミリで、厚さは19ミリ。市販のワンバイフォー材である。
 手持ちの3台のギターで試してみたら、すべてうまく収まる。重量をペグではなく、ネック上端の広がり部分を使い、摩擦で受けているので、余分な負荷がかからない仕組みだ。

 DIY難易度は5段階中の1。組立ては木用ビスでやっているが、電動工具がなくても作れる。唯一のポイントは、止める壁の下地をよく確かめることか。(特に石膏ボードクロス張の壁の場合)