2009年9月12日土曜日

現地調査

 午後から妻を助手席に乗せ、進行中の物件の現場調査に車で行く。雨模様だったが、現地に着いたら陽がさしてきた。
 建物はほぼ完成していて、図面だけでは分からない色や収まりを直接目で確かめ、デジカメにも記録する。今回は平面図がなぜか提供されず、立面図と配置図だけでは3次元データの作成に限界があった。周辺の歩道の色や敷地のガーデニング、街路樹の雰囲気も確認した。


 この日は「宅地前の道路を通るバスの写真を撮る」という、別の重要な作業もあった。クライアントの強い要望で、街並の一部にバスを入れたいという。
 バスはCGデータで作成する方法もあるが、時間の制約があり、今回は難しい。しかも、「北海道中央バス」という厳密な車種指定がある。現地で写真に撮り、写真合成でハメ込むのが安全確実である。
 事前にネットでバスの時刻表を調べたが、1時間に1本しかない。時間の20分前に着いたが、住宅回りの調査に気をとられているうち、不意にバスが現れた。あわてて資料を傍らの妻に預け、設定した角度に沿った方向から、何枚か写す。
 バスは始発で数分の停車時間があったが、動き出してから後姿の写真もついでに写す。現時点では必要ないが、万が一別方向からのCGを要求された場合、後姿が必要となる。二度手間にならないための、安全策である。

 帰宅後、現地調査ではっきりした箇所を延々と修正する。CGのデータ作成は、街区まで含めてほぼ終了。明日以降、これを画像出力して添景を加え、整える。マグロ仕事は、そう簡単には片づかない。