デザイン関係の仕事をフリーかそれに近い形態でやっている同業者には、なぜか早死にする方が多い。仕事が集中しても断れずに、一手に引き受けざるを得ず、肝心な部分は人任せできないので、どうしても睡眠時間を削ったり、時には食事を削ってまで仕事に励む。
経済的にはそれなりに潤い、自身の実績や名声も増すが、余程の強靭さがない限り、その無理はジワジワと身体に蓄積され、ある日突然暴発する。
「人生は楽しくなくては」というのが最近の持論なので、余分な金や名声など無用。自らの好奇心の探求には手間暇を惜しまないが、無理をしてまで寿命を縮めるのはまっぴら御免。ほどほどに、そこそこに生きてゆく。これからも。
予約していた本が届いたとのメール連絡があったので、夕方、地域図書館へと歩いて行く。途中、収穫の終えたタマネギの詰まった巨大なカーゴが道端にいくつも野積みされ、秋の青空に向かって誇らし気にそびえていた。
私の住む地域はタマネギの名産地で、いつもの秋の風物詩である。そういえば、昨日は初めて赤トンボを見かけた。庭のトマトも、ようやく色づき始めた。いよいよ実ってきましたな。