本当は先月末の自宅ライブの折、あげる約束をしていたが、帰り際の慌ただしさのなかで、つい忘れてしまった。
T君とは卒論を1年間いっしょにやった、いわば「同じ釜のメシを喰った仲」である。卒業後一時連絡が途切れたが、私がUターンで札幌に戻ってきて、ある取材で新聞に載ったとき、それを読んだと突然連絡があった。
その後交流が復活し、さらに奥様とも交流が広がり、いまや家族ぐるみのお付き合いである。メールやらブログ、はては自宅ライブへと目下発展中。
以前は道東に住んでいたが、数年前に札幌近郊に越してきた。新居には一度も訪れたことはなかったが、今日はラズベリーの苗を届ける、という格好の理由があって、妻を伴って初めて訪問した。
道は空いていて、45分ほどで先方に着く。大学が休みに入ったばかりの息子さんも交え、昼食をいただきながら歓談。3週間前にも茶話会でかなり話したばかりだが、2家族限定ともなれば、話題もより深まる。
ブログには書けないさまざまなネタを披露したりし、ふと気づくと、2時間半が過ぎ去っていた。
近隣には町営温泉があり、帰る途中に立ち寄る。T君から町民優待の無料入浴券までいただき、ありがたく入ってきたが、肌になじむ優しいお湯で、浴槽も清潔。温泉好きの妻は、すっかり気に入った様子だった。
同じ地区で知人が経営するアイス工房にも立ち寄り、手作りアイスをいただく。お店の前の公園では、4年前に青空ライブをしかけたことがある。ちょっと懐かしい場所だ。
「あれからもう4年もたちますかね~」と、当時を見届けてくれた経営者ご夫妻と昔話。ゆるゆるとだが、時間は着実に流れさっている。