2009年7月27日月曜日

年金請求書

 午後から工務店担当者2名と共に、先日基本設計に関わった介護施設に行き、見積りに関する打合せ。双方の意見調整役だが、基本的に建築士はお施主さん側に立ち、お施主さんの利益になるように種々のアドバイスをする。
 今日の顔合わせで、今後の方向がおよそ出た感じがするが、よき選択をされることを願うのみ。

 帰宅後、先週半ばに届いていた「年金請求書」なるものを封筒から取り出し、記入して今日中に提出する気でいたら、この書類がかなり面倒。雨も降り出したので、じっくり構えて説明書を良く読んだら、「提出は60歳の誕生日以降」という一文を発見する。
 なんだよと拍子抜け。もらえるのはサラリーマン時代に収めた厚生年金の「報酬比例分」というもので、微々たるものだが、夫婦二人分を合わせると、月々の食費くらいにはなる。


「年金なんてくだらん」「年金がもらえるもで、オイラは生きちゃいない」などと若い頃は思ったりもしたが、なんだか貰える年まで生きながらえそうである。
「年金はありがたいものだぞ、ちゃんと収めておけよ」と、いまは亡き父がよく言っていた。その言葉に従い、減免を受けたりしつつも、休みなく収めてきた。父の言い分にも一理あったようである。
 ところで、私たち夫婦の誕生日は、4日しか違わない。つまり、ほぼ同時に60歳になり、年金請求書の提出も同時。提出時には戸籍謄本と住民票が必要になるが、もしかすると一人分だけで良いのでは?と思い、電話で確認してみたら、その通りだった。
 戸籍謄本と住民票の手数料は札幌市の場合で、合計800円かかる。「夫婦同時提出」に限り、1セットでいいそうで、同年同月生まれの夫婦は珍しいらしく、これまで一度も出会ったことがない。妙なところで得をする。