2009年7月17日金曜日

タロット恐るべし

 昨夜は明け方4時半まで進行中の仕事をやっていた。チェック用の第1弾画像だが、先方は出社の早い方で、出勤してすぐにメールボックスに画像があったほうが、何かと都合がいい。
 死んだように昼近くまで眠り、午後は妻と友人と3人で、近隣のカフェで開催されるアコーディオンライブに出かけた。

 出る直前に仕事先からの電話があり、チェック用画像にクライアントから一発OKが出たとの朗報。苦心して12回も視点の位置を調整したかいがあった。あとは休み明けをメドに、細部の街区や建物の作り込みをする。


 午後3時開場、3時半開演、4時半終了という平日昼間のライブは、ミニコミ紙で知った。車で10分ほどの距離だが、4月に新規開店したばかりのカフェで、「音楽好きの地域住民の交流の場にしたい」との書き込みに強く興味を持ち、でかけた。
 店内は30人近い客で満席。演奏者は道内のプロで、前後半のオープニングにアマチュアの演奏もあった。

 正直、あまり期待してなかったが、場に応じた臨機応変の曲構成など、さすがにうまい。正統派シャンソン、演歌、ポニョなど、何でもありだが、ちゃんと芯は通っている。いろいろ参考になった。
 企画したのは、近所に住む音楽好きの60代の男性。手製のしゃれたチケットとプログラムがあり、開始と終了の時間がピッタリ正確で、なかなかしっかりした進行である。この日の演奏者が開くアコーディオン教室の生徒だそうで、帰り際に「一緒にやりませんか?」と誘われてしまった。
 最後にカフェのオーナーの女性が挨拶したが、「何か音楽関係の企画がありましたら、ぜひお声をかけてください」という驚くべき内容。実はこんなこともあろうかと、定例化をめざす自宅ライブ、「音の庭*歌の森」の案内書をヒソカに持参していた。

 終了後、案内書と名刺を渡し、少し話したが、基本的にはアマチュアのライブもOKとのこと。この日の入場料は、ワンドリンク付で500円という破格。6台の駐車スペースがあり、冬などはいいかもしれない。
「禁酒禁煙」「夕方5時までに撤収」「完全予約制」「平日のみ開店」という、もしかすると我が家より厳しいオキテがあるが、基本的には私の考えと大きな隔たりはない。場はヒッソリと外に向かって開かれているのだ。

 さらに驚くべきことは、この30代半ばの女性、カフェの2階で一人で建築設計事務所を営んでいる。つまりは、私と同業ということ。
 先週の青空ライブあたりから、この種の偶然なのか必然なのか分からない不思議な出来事が頻発している。まさに前回のタロットが示した通り。タロット、恐るべし。