2009年3月8日日曜日

丁合い作業

 昨日をそっくりコピーしたように、朝起きて娘を最寄りの地下鉄駅まで送り届け、トンボ帰りしてすぐに記念誌印刷作業の続きをやる。
 昨日、「残りはあと9ページ」と書いたが、丸ごと印刷し直しとなる1ページ分を加算するのを忘れていた。つまり、残りのノルマは10ページ1120枚である。

 脇目もふらず、オニのように作業に励み、16時までにすべての印刷を終える。細かい印刷ミスはあったが、印刷用紙はどうにか足りた。事前の見積りでは必要枚数が4,300枚で、余裕をみて4,500枚頼んだはずが、終わってみて残りを数えてみると、わずか40数枚。薄氷の作業であった。
「丸ごと印刷し直し」という不測の事態を考えると、最低でも計算上の必要枚数の10%増し、つまり今回の場合は、4,800枚くらいは準備しておくべきだった。


 印刷の終えた用紙38セット(4,256枚)を、順に作業テーブルの上に並べる。ベンチの上で作業してもいいのだが、連日の作業で腰が悲鳴を上げつつある。中腰の姿勢は避けたかった。

 すぐに丁合い作業にかかろうとしたが、身体がダルく、どうにもやる気が起きない。連続5日も続いた印刷作業を無事に乗り切り、先が見えたので、気が抜けてしまったようだ。
 数セットだけをいやいや並べ替えてみたが、1セット作るのに、どうしても4分弱かかってしまう。つまり、休みなしに作業しても、1時間に15セット。全部で112セットあるので、8時間近くはかかる計算だ。
 計算するとかえってやる気が失せてしまった。どうやら身体は仕事に対して、拒否反応を起こしているらしい。陽射しは春のように暖かいので、気分転換をかね、近所のスーパーに買物にでかけた。
 このところ忙しく、あまり散歩をしていなかったので、あきらかに足腰が弱っている。店頭でマグロの安売りを見つけ、全く予定にはなかったが、ついフラフラと買ってしまう。これまた身体がマグロを求めたか。もちろん、付け合わせの青シソも忘れなかった。
 家に戻ると、少しやる気が出てきた。入浴と食事をはさみ、またまた断続的に作業を続ける。午後9時までに、25セットの並べ替えをどうにか終えた。

 前回(9年前)作業したときには、この丁合い作業のミスで、1冊だけ同じページが2枚ある本を作ってしまった。今回はそんなことがないよう、ページ順はもちろん、天地、ページ抜け、ページ重複など、慎重に確認しながら作業を進めなくてはならない。
 残るは90セットほどだが、やはり明日夕方までかかりそうだ。お金をいただく仕事となると、どんなものでも厳しいものである。