2009年3月19日木曜日

自分でやれること

 上旬から延々と続いた長い長い「闘いの日々」がようやく収束した。午前中までに合計14点のCGイラストを、修正まで含めて完全納品。製本が終わって昨夕受け取ってきた記念誌のうち、裁断ミスを見つけた11冊を午後から再度修正してもらいに行く。
 夕方、完成した100冊の本を段ボールに詰めて梱包した。明日から3連休になるので、先方に月曜に届くよう、土曜に発送予定。ともかくも、面倒な仕事が同じ日の、ほぼ同じ時間に片づいた。

 この1週間、ブログも満足に更新できずじまいだったが、訪問カウントの伸びはいつも以上というフシギ。「クリックしてみたけど、更新されてない」という数が、多かったようでして…。


 納期の厳しかったCGイラストの仕事は、睡眠時間を削って対応し、きっちり予定通りに納めた。画像はその一部に使った、「プールで泳ぐ男」。その孤独な姿、モデルはひょっとして私自身かもしれない。
 水とか樹木、人間の質感をCGで表現するのは、かなり難しい。今回はそのうちの2つを試みたわけだが、水の色や人物の衣服に少し修正が出た。水の質感や人間のプロポーションは暇な時期に充分練ってあるので、ノークレーム。
 ちなみに、水のシブキだけはあとからレタッチソフトで加えた。これがないと、ただの「プールに浮かぶドザエモン」になってしまうのだ。

 20枚ほどあった図面はすべてスキャンしてもらい、メールで受け取った。それをスケール調整し、こちらでプリントアウトする。校正は画像に直接書き込んだものをpdf化し、これまたメールでやり取り。両方とも初めての試みだったが、うまくいった。いずれも厳しい時間制限の中で、最大の効果を上げる有効な手段だったと思う
 面談したのは初回の打合せのみで、行ったり来たりの物理的時間はゼロ。担当者が若く、パソコンやネットに精通した方だったのでやれた。
 記念誌の仕事もようやく終えたが、こちらの満足度は70%ほどか。印刷による紙のソリのせいで、製本の仕上がりがあまりよくない。1割くらい難点のある本ができてしまった。事情を相手に話し、その分は値引きするなどして対処するしかない。
 家庭用のレーザープリンタは焼き付ける熱の微調整ができないので、このあたりが限界である。もし次回があるとするなら、編集作業だけをこちらでやり、実際の印刷作業はプロに任せるのが無難のようだ。

「自分でやれること」の可能性と限界を今回、同時に悟った。