10代からずっと抱えている持病だが、ひどくなったのは父の死後で、以来断続的に続いている。親の死というものは、やはり子にとって大きなストレスなのだろうか。
さまざまな手続きに奔走しつつ、それらが一段落すれば治まるかと思いきや、今度は100年に一度の金融不況。新たなるストレス元の勃発である。
「忙し過ぎる」のも「暇過ぎる」のも駄目なタチで、ほどほどの忙しさがよろしいのだが、そううまく事は運ばず、浮いたり沈んだりする日々のなかで、気持ちに折り合いをつけるのが非常に難しい。
積雪がほぼゼロになったので、久しぶりに買物以外の散歩をした。川向こうから眺める我が家は、まだ寒々とした佇まいだが、冬はともかく終わった。まだ風は冷たいが、気分転換としては絶好だった。
家に戻り、昨夕近所の空き地で採ってきたフキノトウの味噌あえを妻に作ってもらい、晩酌の酒の肴にした。今年初めてのホロ苦い春の味である。