2009年3月4日水曜日

まるで戦場

 某作家協会記念誌の印刷を午後から始めた。テスト印刷はさんざ繰り返してきたので、大きな戸惑いはない。しかし、連続して何千枚もの印刷をするのは、レーザープリンタを購入してから初めて。不安があるとすれば、そこだ。
 全75ページ(両面印刷なので、38枚)の印刷手順は、およそ以下の通り。

・まず偶数ページを片面印刷。
・印刷枚数は1ページ112枚。(納品は100部だが、製本ロスを1割、さらにこちらの控えを2部見込む)
・最初に1枚だけ印刷し、仕上がりをチェックしつつ、最後の校正。
・その後、一気に111枚を連続印刷。
・片面が終わったら、裏面に奇数ページを同様に印刷。


 プリンタは最新機種なので、一度に250枚の用紙がセット可能で、印刷の終えた紙は、150枚までストック可能だ。つまり、一度印刷を始めると、終わるまで放っておけばいい。
 前回、同様の自力出版をした際には、熱転写式のリボン使用のプリンタを使ったので、リボンの交換が頻繁でかなり手間を食った。今回のプリンタはトナー式なので、A5版なら7,000枚までトナー交換は不要。その点ではかなり楽だ。

 いざ始めてみると、112枚を印刷するのに、15分強を要する。用紙の補充、テスト印刷、印刷後の確認(ズレやシワがあった場合は、再印刷となる)などを含めると、1時間に3ページ印刷するのが限度である。
 入浴や夕食をはさんで作業に打ち込んだが、夜9時までに20ページを印刷するのがやっとだった。
 印刷の終わったページは、裏面の印刷に備え、きちんとそろえて順に並べる。仕事部屋に隣接するライブ用ベンチの上に布を敷き、非常用の作業場所とした。
 2包み半あった印刷用紙は、残すところ1包み2,000枚のみ。明日中には片面印刷をすべて終え、熱でややそった用紙を落ち着かせたのち、明後日から残る片面の印刷に入る。
 熱によるソリは、試行錯誤のすえたどり着いた設定の効果か、思っていたより少なくてほっとした。

 結論を保留してあった表紙の印刷も、同じレーザープリンタでやることを決意。こちらもある設定にしてやると、ぴったり印刷がなじむことを発見した。
 印刷には今週いっぱいかかり、丁合い(ページ順に並べ替える)作業は日曜を丸一日つぶしてやる予定。仕事部屋が久しぶりに戦場のようだが、気分は悪くない。