2008年1月14日月曜日

新旧交代

 昨日ちょっと動き過ぎたので、今日は活動をやや自粛。久し振りに積もった玄関前の雪をどかしたり、昨日の作業で出た大量のゴミの始末をした。
 模様替えや引越しは、不要品を整理する絶好の機会だ。日々整理に努め、無用なものは極力買わない、増やさないを心掛けているつもりでも、いつの間にかモノが増殖してしまうのは、生きているうえで避けて通れない道かもしれない。

 設計事務所登録をしている関係で、頼んでもいない建築関係のカタログやサンプルが送られてきて、放っておくとどんどんたまってしまう。今回、不要と思われる古いサンプルやカタログ関係を、かなり処分した。
 去年処分した古いパソコン関係の機器や説明書の類いも多数発見。こちらも当然ながら処分のターゲットだ。


 その他、手描き時代のもろもろの機器がいろいろ出てきて、かなり整理した。さすがに10万近くもしたコンプレッサは処分できず、段ボール箱に入れて床下収納庫に「永久保存」することにする。
 26年前の脱サラ当時、最も高い投資をしたのがこのコンプレッサだった。当時は最先端だったエアブラシ描法も、いまや風前の灯。しかし、これで多くの仕事を得、たくさんのお金を稼ぎ出した。現在の私があるのも、このコンプレッサがあってこそ。故障知らずで、まだまだ現役ということもあり、とても捨てる気にはなれない。
 この日、ペン立てにずっと差したままだった2本のエアブラシ・ハンドピース(コンプレッサからの空気でインクを吹き付ける道具)も、一緒に片づけた。こちらも捨てずに、引出しの奥深くに密閉する。
 昨日から今日にかけ、パソコンの新機種と20数年大活躍してくれた古い道具との、まさに新旧交代が同時に行われた。時は常に前に動いていて、感傷にひたっている暇などないが、酷使に耐えてくれた道具たちには心から感謝したいと思う。

 あちこち片づけたせいで、家の中も心の中も、相当スッキリした。どこからか、新しい力が湧き出てきそうな気分もしてくるから不思議。
 パソコンの位置を換えたくらいで運気がすぐに急上昇するとは思えないが、掃除や整理整頓は大いなる気分転換となり、間違いなく運気を上げると私は信じる。