記録を調べてみたら、去年7月にも同じことが起こり、何とか解決させている。マニアックな内容になるが、「パソコンがシステムの場所を見つけられない」といった際に起きる現象である。
さっそく過去の例に習って、修復を試みた。まずは大事なデータのバックアップである。2台のマックを「FireWire」というケーブルで相互につないでやると、割と短時間でファイルは転送できる。
それでも予備のマックへ全部移すのに、2時間近くはかかっただろう。そうするうち、起動しないほうのマックを問題ないほうのマックから起動出来るのでは?とふと思いついた。やってみると、難なく起動可能である。
ケーブルを外して単独でやってみたら、今度はあっさり起動する。外部からシステムの場所を「教えた」ということなのか。時はすでに深夜1時近くで、厳しい寒さのこともあり、そのまま作業を切り上げた。
_明けて今日、どうにも気になり、朝食もとらずにパソコンのスイッチを入れた。すると起動するにはするが、「ピー」という異音と電源ボタンの点滅のあとに、イヤイヤ起動する感じ。
その後あわただしく朝食をとり、ネットで情報収集しつつ、あれこれ試す。どうにか問題は収拾し、さて腹が減ったぞと時計を見ると、午後4時近い。遅い昼食を食べ、昨日請けた仕事にようやく取りかかったのはそれからだった。とんだ災難である。
数えてみたら、いまのマックを買ってから、ちょうど5年目になる。どうもハードディスクに、そろそろ寿命がきているらしい。その前に使っていたパソコンも、さらにその前のパソコンも、およそ3年毎にハードディスクの寿命で、買い替えや交換を余儀なくされている。今回は5年間、大きな問題もなく動いてくれたから、長持ちしたほうだ。
最近進めているOSXやWindowsへの環境整備も、この「そろそろ寿命かも知れないぞ…」という、潜在的な不安が心の底にあったからだ。その意味では、ズバリ予感が的中したともいえる。
_予告なしに突然やってくるのが人生の災難というものだが、注意深くしていれば、ある程度予期し、準備することは出来る。
さて、いざ「ハードディスクの交換」となった場合、機器そのものが7,000円前後、交換費用は8,000円程度らしい。いま使っている機種は交換作業が非常に面倒らしいが、ネットで調べると、自分でやっている人も皆無ではない。
予備パソコンが2台もあるし、ファイルのバックアップはこまめにとっているのでジタバタする必要はないが、覚悟だけは決めておかねばなるまい。