2008年1月16日水曜日

手製水盛管

 今日も断続的に雪が降り、近隣のアメダス積雪値もいつの間にか60センチを越えた。しかも、寒い。ここが去年の冬と違うところ。
 昨日、車庫梁のたわみ量を正確に調べようと「水盛管」という手製の水準器を外に出したが、あまりの寒さに内部の水が凍ってしまい、作業を断念した。
 今日の午後、準備を整えて再度測定した。中に入れる水もあらかじめ50度くらいに湧かしたお湯を使用。マイナス7度の寒さのなか、どうにか測定することが出来た。

 詳しい経緯は省くが、昨日は目視で「5ミリ程度」と出したたわみ量は、実際には6ミリであることが判明。ほぼ正確だったわけで、目視といえど決して馬鹿にはできない。
 たわみ量は積雪量と正比例するから、仮に現在の3倍の積雪になったとしても、たわみ量は18ミリ前後となり、セーフ。理論値と現実の値がほぼ一致することが分かって、かなり安心した。


「水盛管」は廃品利用の手製で、買ったのは内径5ミリのビニールホースだけ。ウッドデッキの基礎のレベルを正確に出したりする際に重宝する。外回りのDIYを本格的にやるなら、必需品だろう。買うと数千円もするが、自分で作れば数百円で済む。

 今回はスケール棒をさかさまにして梁の下端にあて、梁の端部と中央のレベルをそれぞれ測定した。拡大した写真は以下の通り。


 作り方を簡単に記す。

1)ペットボトルの底に3センチくらいの丸穴を開け、ヒモを通して逆さに吊せるように加工する。ここが水の注ぎ口となる。
2)ペットボトルの蓋にドリルで穴を開け、内径5ミリの透明ビニールホースの端部を差し込み、周囲をボンドで固定して水がもれないようにする。
3)適当な長さ(写真では1820)の棒にスケール等で目盛りをつける。壊れたスケールの目盛り部分だけを取り出して使用。面倒を覚悟のうえなら、スケールなしで、その都度棒に鉛筆でマークをつける方法もある。
4)透明ビニールホースのもう一方の端部を棒にテープなどで固定し、吊したペットボトルの中に水を注いでホース内の水の位置を読み取り、基準とする。
5)ビニールホースは長いほど遠くまでの作業が出来る。今回は10メートルとした。

 ホース部分とスケール棒部分とは別々に保管し、使うときだけテープで組立てる。