2008年1月15日火曜日

雪下ろしの判断

 雪がこの2日間で少し降った。我が家から最も近い、直線で約5キロの石狩市アメダス(気象観測)ポイントの数値で、50センチ強。昨秋に梁の緊急補修を施した車庫の屋根にも、写真のように雪が積もっている。
 反対の北側にはもう少し積もっているから、平均ではおよそ40センチほどか。設計値では1メートルまで大丈夫なことになっているが、試しに脚立に昇って真横から新設した梁のたわみ量を目で確認してみたら、ほとんどたわんでいない。せいぜい5ミリくらいだろうか?


 たわみ量の許容範囲は梁の用途で決まっていて、屋根梁の場合、長さの1/200かつ2センチ以下。我が家の車庫の梁長は4000なので、2センチを越えると危険信号となる。
 去年までの例では、積雪が1メートルを越すとたわみ量も1センチを明らかに越える。まだ余裕はあるが、毎年これを目安に、屋根に昇って雪下ろしをする。

 一昨年は雪が異常に多く、確か3度も車庫の雪下ろしをした。暖冬だった去年は、入居8年目で初めて一度も雪下ろしをしなかった。
 積雪荷重に対する設計値を上げてやれば、雪下ろしは必ずしも必要ではない。数年前、この地域の積雪設計基準値が1.4メートルまで上がったので、それ以降に作られた建物は、理論的には1.4メートルまで雪下ろし不要だ。

 実は昨秋の改修で梁を2段にしたので、以前よりも強度は1.23倍に上がっている。我が家の車庫でも雪下ろしは不要になる可能性もある。だがあくまでこれは「理論値」だ。
 現実に雪が積もって梁の状態がどうなるのか、目で直接確認したいが、この冬に1メートルまで積雪が進むかどうか、極めて微妙。雪まつりの声を聞くと、冬はほぼ峠を越えてしまうのが常だから。