2025年11月22日土曜日

インタホンの更新

 インタホンは新築時からずっとFAX電話との兼用型を使っていて、1台で電話、FAX、インタホンが使えて非常に便利だった。
 ところが6年前に固定電話を解約し、FAXが使えなくなった。FAXの大半はEメールに取って代わっていて、翌年には事業そのものを廃業しているから、FAX電話機自体がもはや不要だった。
 問題は連動しているインタホンで、小型のインタホンを新規導入すれば居間の棚まわりはすっきりする。悩んだすえ、FAX電話機のインタホン機能だけを使うことにし、新たな投資はしなかった。

 最近になって妻が不在で私が2階で寝ている時間に宅配便が届き、インタホン呼出し音に気づかないという事態が発生した。
 過去に一度もなかったことで、テストしてみると故障ではない。これも加齢に伴う衰えかと、けっこう落ち込んだ。


 専用インタホンの導入時期がついにやってきたように思え、調査開始。ビデオや録画機能は不要で、通話機能だけなら、単3乾電池4本で13ヶ月動く製品が3千円強で買える(1日10回×20秒通話)。
 現状のFAX電話機の待機電力が2.4Wで年間電気代が620円ほど。インタホンは使っても1日1回程度。乾電池なら軽く3年は持ちそうで、その差は年間600円ほどか。つまりは5年で元が取れる計算だった。

 さっそく最寄りのケーズデンキに行き、「ELFA玄関インターホン CDS-500」を3,383円(会員価格5%引)で買ってきた。


 翌日、さっそく設置工事をする。既存の配線は無電圧タイプで、単純にケーブルを利用してつなぐだけだ。
 親機は壁掛式で、設置場所は居間と玄関ホールをつなぐドアの横とした。これまでより玄関に近くて階段の直下でもあり、呼出し音も2階に届きやすくなるはず。

 最初にFAX電話機とターミナルボックスを取り外す。既存の配線は居間中央の床近くで止まっていて、ここから床下経由でケーブルを延長し、新しい設置場所の壁経由で新規インタホンにつなぐ。
 延長ケーブルは手持ちのインタホン用を使用。コード端部に細長い重りをつけ、壁に開けた穴から床下まで落とし、土台の横を既存の配線まで引っ張ってつないだが、床下空間の狭さにかなり苦しんだ。



 玄関子機は製品付属のものが防水型ではないことが判明。設置場所は車庫内にあるが、吹きさらしで雨水がかかる可能性がある。

 現状の玄関子機仕様を調べると、13年前に買った「アイホン玄関子機 IF-DA」で防雨型。過去にトラブルは起きていない。
 試しにそのまま交換せずにつないでみたら問題なく作動した。これで子機交換の手間も省けた。


 午前中から作業を始め、16時近くまでかかってようやく終了。呼出し音は耳慣れた「ピンポ〜ン」ではなく、「プルプルプル」というブザーに近い連続音に変わった。
 設置直後にソーラー発電の営業がやってきたが、呼出し音は以前より確実に大きくなり、思わずドキリとするほど。

 取り外したFAX電話機はB4感熱紙対応というレア物。まだまだ使えそうで、動作テストして問題がなければ、ターミナルボックスと共にメルカリで売ろうかと検討中。

2025年11月18日火曜日

今季初のドカ雪

 明け方の数時間で一気に30センチほど降った。今季初のいわゆる「ドカ雪」だった。
 ドカ雪自体はそう珍しくないが、11月にこれほどまとまって降るのは稀なこと。

 雪はその後も延々降り続き、最高気温は直近石狩アメダスで0.6度。ほぼ真冬日の厳しい寒さの到来である。
 主要道路にかかりきりなのか、除雪車がやってくる気配はない。特に出かける用事もなく、暖房ボイラを終日運転させ、妻と共にじっと家に引き籠もって過ごす。


 夕方にようやく小降りになった頃を見計らい、玄関前を歩く幅だけ除雪する。
 腰の負担を軽減するため、事前にストレッチを施し、腰にはコルセットを装着。除雪スコップには今年2月に装着して効果のあったサブ取手を柄の中間部にセットした。

 こんな日に限って町内のゴミステーション掃除当番で、冬期は除雪もやるルール。雪をこぎ、その足で片づけに行った。


 雪は夜にはほぼ降り止んだ。おそらく未明にやってくるだろう除雪車を期待して、車の前は明日以降に除雪する。 
(結局、除雪車は翌日もやって来ず、やむなく自力除雪。11月に除雪はやらない仕組みになっているらしい)

2025年11月17日月曜日

がん「貼」った!

 1ヶ月ぶりの地区図書館〜本修繕ボランティア活動日。やや遅れて9時40分に到着すると、参加者は6名だった。
 前回少しふれたが、実は11月から担当係員のAさんが図書室勤務を辞め、本修繕のみボランティアとして参加することになった。勤務を始めて9年が経ち、子育ても終わって人生の半ばにさしかかり、いろいろ考えることがあるらしい。

 図書館とボランティアとの橋渡し役はこれまで通りAさんがやるということだが、立場が微妙に変わって、何等かの不都合が生じる可能性も今後なくはない。
 ひとまず今年度は現状のまま動きそうだが、来年度の活動形態がどうなるかは、現時点では不明。変化があれば、そのときに考えたい。


 前回手掛けた修理本のチエックをまずやる。5冊のうち、3冊に接着が不十分な箇所を発見し、ただちに再修復を施した。
 一度で終わらないこの種の修復が最近増えている気がする。自分のやった修理本の検本を自分でするよう改めた意味は、このあたりにあるのだが、なんとか一度の作業でやれないだろうか?
 その後、新たな修復を続ける。難解な作業はなく、ノド部分(ページの谷間)のはがれ修理など、パターン化されたものが大半。12時までに計11冊を一気に終わらせた。
 他のメンバーも精力的に作業し、修理対象棚は完全にカラになった。


 作業中、「トイ・ストーリー」のアニメブック(絵本)を修理しようとしたら、あまりにページ脱落や破れがひどく、修復を繰り返した本はボロボロの状態。これ以上の修復は困難に思えた。
 係員のAさんに状態を見てもらい、廃棄することが決まる。めったにない措置だが、この種の廃棄本を単に捨てるのではなく、本修繕のお手本として展示することを思いついた。 名づけて「がんった!」


 ボロボロになるまで読まれ、修復を繰り返し、よくぞ読んだ!よくぞ直した、がんばった!という証で、本としては名誉ある最後であろう。図書館としてその名誉を称え、本の大切さを知らせるイベントである。

 私の提案に、イベント好きのAさんもすっかり乗り気。修復を意味する「った!」をイベントタイトルに入れることも内定し、早ければ今年度中には実現しそうだ。

2025年11月16日日曜日

メルカリでミカン

 例年この時期に、ネット通販で温州みかんを箱買いしている。買うサイトは年によってまちまちで、価格や送料、産地で総合的に判断する。
 夫婦でミカン好きだが、近所で買うと量に関わらず、かなり高い。冬を無事に乗り切るには、ビタミンや繊維質が豊富でオヤツ代わりにもなるミカンが欠かせない。

 ずっと愛媛か和歌山産を買ってきたが、2年前からは甘さで勝る熊本産に変えた。
 今年も熊本産を中心に探すと、どこも送料込みで4千円近い。産地から遠い北海道なのでやむを得ないが、以前は3千円台前半で買えた。


 物価高騰のあおりがミカンにも…、と諦めの境地だったが、ふと思いついてメルカリを探してみた。
 これまでメルカリでミカンを買ったことはなく、そもそも商品が存在するのか?と検索をかけたら、ちゃんと売っていた。

 農園が直接運営しているショップで、「豊福」という品種の熊本産早生みかん10kgが送料込み3千円という安さ。
 大きさがバラバラのいわゆる「訳ありミカン」だが、商品説明に甘さを測った糖度計が添えられていて、その数値がなんと14.3%。(一般的なミカンで糖度10〜12%)この品種では最終出荷ともあり、迷わず買った。


 メルカリでの購入はずっとカード払いだったが、今年からメルカリでの出品を始め、売れたポイントが6,500円ほど溜まっている。支払いはすべてポイント払いとした。

 11/13に購入手続きし、3日後の今日商品が届く。さっそく試食してみると、期待を裏切らない甘さ。あちこち探したかいがあった。
 箱から全部だして数えると、107個あって傷みはゼロ。いつものようにヘタを下にして新聞紙ではさみ、涼しい場所に保存した。
 買う時期が例年より早く、年末まで持つかは微妙。

2025年11月15日土曜日

ランプシェード張替え

 26年前の新築時に設置した居間のペンダントライトが最近になって暗くなり始めた。ランプシェード内部に張った画用紙の劣化によるもので、調べてみたら前回張り替えてから8年が経過していた。
 最初に張り替えたのが11年前のこと。シェード内のプラスチック板が劣化し、ヒビ割れて変色していた。考えたすえに買い替えを回避し、ヒビ割れ部をセロテープで補修したのち、A3コピー紙で原寸型取りしてA3インクジェット紙4枚を分割して内側に張った。

 明るさは見事復活したが、3年後に張った紙が再びの劣化。4枚の分割張りが面倒で、張替えは2分割で済む四つ切画用紙に変更した。
 インクジェット紙より相性がよかったのか、その後8年も使った。

四つ切画用紙は、5枚150円ほど。

 3度目の張替えとなる今回も、用紙は四つ切画用紙を選択。ライトを天井から外し、古い画用紙をまずはがす。ずっとスティック糊を使っているので、スクレイパーで簡単にはがせる。
 残った糊を濡れ雑巾で落とし、はがした紙を使って新しい画用紙の型取りをする。要領はこれまでと同じで、問題なくやれた。

 1個目が終わったところで珈琲タイム休憩。15時を過ぎると室内が薄暗くなり始め、照明なしでは細かい作業ができない。終わったばかりの1灯目を点けて作業を続ける。
 外したついでにシェードの外側や電球の掃除も施し、計1時間半ほどで2灯分の作業を終えた。


 ひとまず明るさは改善したが、内側のプラスチック板や外側の布カバーの劣化はさらに進んでいる。張替えによる延命措置も、そろそろ限界に近づいた感。数年後には買い替えを検討すべきかもしれない。

(実は製品には「紙や布を内側に貼らないこと」と注意書きがある。はがれて電球にふれ、火災につながる危険性があるためと思われる。試みる場合は各自の判断でお願いします)

2025年11月11日火曜日

寒くて厳しい冬

  今冬初めて灯油の配達を頼んだ。年4回決まった時期に給油する定番行事で、4/15に頼んで以来7ヶ月ぶりの給油。
 単価は前回の114.4円/Lから4.4円下がって110円/L。諸物価高騰の折、値下がりは大変ありがたい。

 給油量は256.2L。昨年同時期の239.7Lに比べて16.5L(6.9%)上昇した。給油間隔は昨年より3日短いのだが、はてさて?
 不思議に思って直近の石狩アメダスを調べると、4月と10月の合計日照時間が、昨年に比べて80時間も減っている。月平均気温も合計で4度弱低い。理由はおそらくこれだ。

 支払額は28,182円。結果として昨年より3千円ほど上がった。年間灯油代は今冬も10万円超えが確実で、文字通り寒くて厳しい冬との闘いになりそう。

2025年11月8日土曜日

本格的な積雪

 昨夜未明からシズシズと降り始めた雪、一夜明けるとあたりは一面の銀世界と化し、札幌アメダスでは12センチの積雪を記録。本格的な冬の到来だった。
 午後になっても気温は上がらず、最高気温は2度に達しない。時折差し込む陽射しで室内はそれなりに暖かく、節約のため数時間だけ暖房を切った。


 急な雪で準備してなかった冬靴一式を急きょ床下収納から取り出し、物置からはスノーブラシも出して、車の雪を落とす。車庫前の雪を軽くどかして、今季初の除雪である。

 昨日も終日雨模様で家に閉じこもり、運動不足気味。夕方に意を決して防寒具に身を固め、散歩に出かけた。
 この時期の雪はすぐに解けるのが常だが、気温が上がらないので、周辺の畑は銀世界のまま。冬支度はほぼ終わっているが、そろそろ大掃除を前倒してユルユル始めようかと思う。

2025年11月6日木曜日

メルカリ出品で戸惑う

 8日前にメルカリに出品した車のチャイルドシートが売れた。5年前に孫娘用として買い、身長が伸びて不要になったもの。
 あまり使う機会がなく、状態はよかった。新品価格を調べると物価高騰のあおりからか、かなり値上がりしている。メルカリでの中古相場を慎重に調べ、状態等も考慮して価格設定した。

 購入層が若い母親中心と想定し、出品は平日火曜日の15時と決める。思惑通り反応はよく、はやばやと「いいね!」が複数ついた。
 過去3回と同様、出品前に梱包は済ませてあり、いつでも送れる状態だったが、その後閲覧数は順調に増えつつも、購入には至らない。前回出品した万博ガイドブックが3ヶ月かけて売れた経験から、急がずにじっくり構えるつもりでいて、しばしの様子見を決め込んだ。


 8日目になって「いいね!」が5つになった直後、売れたとのメール連絡が届く。当日や翌日に売れた過去2商品に比べると遅いが、まずまずの結果だった。

 ところが、購入お礼メッセージの手続きをするうち、他のユーザーからコメントが届いていることに気づく。
「購入を検討していますが、◎◎円までの値下げは可能でしょうか?」との打診。いわゆる「値下げ交渉」というメルカリ独特の慣例で、10%ほどの値下げを希望していた。
 メルカリ出品では初めての経験だったが、すでに商品は設定価格で売れている。コメントは購入の6時間ほど前で、気づくのが遅れたお詫びをしようにも、購入済みの商品にはコメント送信が不可能だった。

薄手ビニール袋+プチプチ緩衝材で梱包。
さらに厚手ビニール袋で梱包。
110サイズに収めるべく、周囲を布ガムテープで固める。

 なぜ値下げ交渉の連絡がなかったのか調べてみると、購入と違ってメールでの連絡はしない仕組みのようだ。スマホのメルカリアプリで「お知らせ・機能設定」→「プッシュ通知」から、「値下げ依頼のお知らせ」をオンにする必要があった。
 メルカリ出品の経験が浅く、主な操作をPC経由でやっていたのが見落としの原因。「PCから操作していますので、対応が遅れることがあります」とプロフでふれてはいたが、失態だった。
 ともかくも、商品は翌日に送付手続きを終えた。梱包は薄手ビニール袋→プチプチ緩衝材→厚手のビニール袋(ミシンで縫製した自作品)の順に包んだが、大きさが宅急便110サイズでぎりぎり。
 クロネコ営業所で手続き前に梱包状態を見てもらい、さらに段ボール箱に入れることも想定していたが、問題なかった。
(120サイズなら、送料が150円高くなる。これは大きい)

 メルカリ出品4度目にして過去最大の商品となり、送料も千円を超えた。それでも街のリサイクルショップに比べて利幅は格段に大きい。手間を惜しまないことだ。

2025年11月5日水曜日

庭木の冬剪定

 色づきがパッとしないまま、我が家の庭木たちが紅葉から枯れ葉へと進みつつある。時に枯れ葉が風で舞い飛んで近隣の迷惑になりかねず、今年も落葉する寸前に大胆に剪定した。

 夏場に伸びすぎた枝葉を刈り落とすのが夏剪定なら、成長の止まった冬場に枝を整えるのが冬剪定。つまりは、年に2度の剪定となる。


 まずは北西の角にあるミズナラから開始。枯れ葉が最も大きく、問題になりやすい。大半の葉を切り落とした。これ以上大きくならないよう、先端部も大幅にカット。
 元来が大木で庭木には不向きだが、葉が育つと西からの目隠しには絶好なので、現時点で切り倒す予定はない。


 続いて南西にあるカエデの剪定をやる。時には真紅に色づき、居間からの眺めを楽しませてくれるが、今年は褐色のままで落葉が始まってしまった。こんな年もある。
 こちらは葉が小さく、風で飛び散る恐れはあまりないため、伸びた枝の剪定だけで簡単に終えた。



 剪定は対象外だが、今年の紅葉が最も美しい庭木は、5年前に植えて初めて花が咲き、実が実った東側のジューンベリー。紅葉前の緑を加え、赤と黄のバランスがほどよい。
 春に白い花→夏の紅い実→秋の紅葉と、季節ごとに楽しませてくれる。シンボルツリーとして玄関横に植えて正解だった。

2025年11月4日火曜日

MDFボード張り終了

 一昨日から作業していた玄関ホール東壁の上張り補修が、3日がかりで終わった。好天に恵まれたが、16時近くになると室内が暗くなるため、ライトを点けて作業。

 全部で3枚あるMDFボード、1日目の前半は切断なしで張るだけで済むクローゼット側を、要領をつかんだ後半には玄関側の1枚を張った。
 どちらの壁にも自作のコート掛けが設置してあり、クローゼット側は単純に外して同じ場所に再固定。玄関側には木製の手すりもあり、さらには外灯用のスイッチがある。厳密に採寸してボードに穴を開ける必要があった。

 玄関側のコート掛けは来客用ハンガーを掛けやすく作り直そうと思っていて、いったん保留とする。他は元の位置になんとか収まった。

1m定規をガイドに使い、窓廻りの3枚目を切断中。
足元照明部分の開口処理。穴をざっと開けてノミで切る。
窓廻りの3枚目の加工が終了。

 2日目には最も難しい窓廻りの3枚目を張る。窓と付随する窓台を回避してボードを切るほか、段差のある階段の一部も回避し、足元照明の穴を開ける必要があった。

 形状が非常に複雑で、スケッチ図を描き起こしたのち、電動ノコや電動ドリル、カンナやノミ、紙ヤスリを総動員してミリ単位での細かい作業を続けた。
 ぴったり合うまで何度も微調整し、珈琲タイムまでにどうにか満足できる収まりを得る。


 3日目の今日は保留事項だったコート掛けを作る。仕様についてずっと考えていたが、最終的に玄関横にある木製手すりと同じデザインとし、長さと高さだけ変えた。
 あいにく手すりと同じ部材がなく、手持ちの端材を挽き割って、20×28〜1100長の部材を作り出す。
 丸棒を挟んで壁から20ミリ外に持ち出し、ハンガー掛けとする。窓側にはコート掛け用のゲンコ×2個を設置し、既存の帽子掛とデザインを合わせた。

 これまで使っていたコート掛けは木製台座ごと窓下に移動。背の低い孫娘のコートや、冬用の手袋等を掛けるのに使う予定。


 珈琲タイムまでに全作業が終了。ボードの固定にはスリムビス20ミリを使い、固定間隔は下地の胴縁材を意識し、外周部で230、他は455とした。
 面倒そうでなかなか踏ん切りがつかずにいたが、いざ始めると元来の手作り好きの虫が騒ぎ、案外簡単にやれた。玄関ホールがすっきり明るくなり、いい正月を迎えられそうになってきた。

2025年11月1日土曜日

ハードボード壁の汚れ

 玄関ホールの内壁に、数年前から黒いカビのような汚れが目立ってきた。特に東側がひどく、メラミンスポンジでこすってもとれず、グラインダーや手作業での紙ヤスリだと汚れはとれるが、痕が残ってしまう。
 壁材は5ミリ厚のハードボード。木質繊維を圧縮加工したもので、見てくれは粗いが壁材としての強度は抜群で、壁倍率2相当。片筋かいの最低壁倍率1.5を上回る。

 多くは問題なく建築当初の色合いを保っていたが、温度湿度の条件が悪いのか、玄関ホールの東壁だけが汚れている。
 木材を主とした内装のため、バランス面から塗装や壁紙での修復は避けたい。薄い木質系の材料で表面を覆ってしまうのが得策だった。

 候補は無垢材パネル材。以前に台所と洗面所の腰壁を10ミリ厚パインパネルで張ったことがあり、いい感じで仕上がっていた。
 今回も同じ手段でやろうとしたが、材料の高騰で躊躇した。必要なのは3×6パネル3枚分ほどで、軽く1万円を超す。

 あれこれ検討のすえ、材質感の近いMDFボードなら5.5ミリ厚(F☆☆☆)が1枚2,180円で買えると知る。部材幅が10センチほどのパインパネルに比べ、張り方も単純で容易。
 ホームセンターやネット通販を探し、コメリのネット通販で買って近くの店に取り寄せてもらい、受け取りに行けば送料がかからず、最安値で入手可能だった。投稿でもらった商品券が使えるのもありがたい。

アシストグリップとサンバイザーにゴムベルトを通して支える

 注文してから1週間で商品到着のメールが届き、ただちに受け取りに行く。これが10/31のハナシ。
 3×6パネルを軽自動車にキャリアなしで積む方法は、2年前にスタイロフォームで試した
 車内の天井下に自転車のゴムチューブで受け材を作り、その上に滑り込ませる手法で、今回は重さが3枚で計15kgと重くなるため、チューブの数を増やし、万一に備えて床との間にかませる支持材も準備した。

 積み込み時には店側にも不安がられたが、やってみると寸分たがわずピタリと収まって安堵。他の支持材は一切不要で、12km離れた自宅まで何ら問題なく運べた。


 翌日は延々と雨が降り続き、ウッドデッキでの材料切断加工ができない。対象となる3枚の壁材のうち、切断なしで張れる部分の下地処理をやり、邪魔になる帽子掛けをいったん取り外したりした。

 仮置きしてみると、質感の異なる新しい材料のため、色の白さが目立つ。当初のハードボードも経年で色焼けし、じわじわ周囲に馴染んできたもの。作業は雨の様子を見ながらゆっくりやる。

2025年10月31日金曜日

大根のハリハリ漬け

 先日の買物でヌカ漬け用のキュウリを買おうとしたら、なんと1本91円という目の玉が飛び出るような高値。ヌカ漬けにはビタミンB群によるさまざまな効能があり、ほぼ毎日1/2本を食べてきたが、さすがにこの価格では二の足を踏む。
 端境期となるこの時期には価格が上昇するが、つい先日までは1本50円前後だった。買うのは諦め、漬物は他の手段で調達することに。

 実は先日、近所の奥さんから家庭菜園で栽培した立派な大根を1本いただいた。店で大根を買ったばかりで、ひとまず台所の片隅に置いてあったが、あれを漬物にできないか?
 ネット検索で保存してあるレシピを探すと、「大根のハリハリ漬け」なるサイトが目に留まる。材料は大根と手持ちの調味料だけで足り、作り方も難しくない。初めてだったが、やってみる気になった。


 まず大根を5ミリ厚のイチョウ切りにする。無農薬栽培なので部分的に虫食い穴も開いているが、えぐってしまえば食べるに支障はない。
 塩大さじ2を振って一晩おく。

 フライパンに醤油100cc、酢50cc、砂糖70g、和風だし小さじ2(または昆布)を入れ、煮立てる。
 水を軽く絞った大根を投入し、お好みで生姜、白ごま、赤唐辛子を加える。熱湯消毒した広口ビンに入れ、1〜2日漬け込む。


 3日がかりで作業し、試食してみたら、想像以上に濃厚で美味しい。
「美味しいけど、味が濃すぎる」とは妻の評価。大根が小ぶりだったので、調味料は8割くらいにとどめておくべきだったか?

 保存は冷蔵庫で1週間程度。冷凍すれば1ヶ月はもつというが、たぶん1週間でなくなる。(その後半分を冷凍保存した)
 大根は店で買っても1本100〜150円程度。効能は別にし、ヌカ漬けの半分以下で手に入る物価高騰対策の食材である。

(レシピは「cookpad〜大根のハリハリ漬け」を参照しました。貴重な情報に感謝します)

2025年10月27日月曜日

早めのタイヤ交換

 この時期にしては珍しく、気温が15度まで上昇した。明日からはまた寒くなる予報で、雪便りもチラホラと舞い込む。
 例年11月上旬には車のタイヤを冬仕様に替えるが、天候の様子を見ながら、追われるように作業するのが常。今年は余裕を持ってやるつもりでいて、温暖で雨も降らない今日が最適と判断した。

 朝食が遅く、昼食はとらずに12時15分から作業開始。腰痛に備えて腰コルセットを装着し、作業手順はいつものパターン通りだ。


 秋はタイヤローテーションを進めないことにしていて、単純に同じ番号の冬タイヤへと替えるだけだったが、最初のホイールナットを外す段階でいきなりつまずいた。いつもなら十字レンチで簡単に回るはずのボルトが、固くて回らないのだ。
 両手て力をこめてもダメ。無理をすると腰痛が再発しそうで、思いついて締付け用に使うトルクレンチに替えてみた。こちらも固いが、部分的に足で押すなどし、ようやく緩めることができた。こんなことは初めてだ。
トルクレンチを緩める作業に使うと、内部機構が壊れる可能性があることを後に知る。やはり十字レンチでやるべきのようだ)

 4本のタイヤのうち、特に右側が異様に固い。左側のタイヤは走行で捻られ、ボルトが緩みやすいと聞いていたが、それと関係があるのか?
 工場側が春の法定点検時に、必要以上に締めつけた可能性もなくはない。取説によると、規定の締め付けトルクは85N・m。これ以上は必要ないはずだが。
 あれこれあって、1時間15分後に終了。ここで昼食とし、休憩後に残っていたホイルカバー装着とタイヤ空気圧の調整をやろうとしたら、雨がパラつき始めた。
 難しい部分は終わっていて、手早く片づけて全作業を終える。あとは100km走行を目安に、トルクレンチによる増し締めをやる予定。

2025年10月26日日曜日

電子書籍のススメ

 電子書籍をよく利用する。きっかけはタブレットPCを初めて買った10数年前、「青空文庫」というサイトで、著作権切れや著者が許諾した作品を電子書籍として無料公開していることを知ってから。
 ダウンロードしておけばネット接続なしでも読める便利さから、ノートPCやスマホでも読んでいる。
 端末さえあればどこでも読めて、文字の拡大や語句の検索も容易。途中で終了すると、次回開いたときにちゃんと場所を覚えている。つまりは、自動しおり機能つきだ。

 その後、通常の書籍販売サイトからも購入した。又吉直樹が芥川賞をとった「火花」は紙媒体ではなく、たまたまあった無料ポイントの一部を使って買った電子書籍で読んだ。

最近電子書籍で読んだ河崎秋子著「肉弾」(角川文庫、Kindle版)

 数はまだ少ないが、札幌市電子図書館でも電子書籍は扱っている。全国的に電子図書館は増加傾向にあるが、札幌市では全蔵書数267万冊のうち電子図書は7万冊に過ぎなく、どこも似た傾向。
 実際に利用してみると貸し借りの手続きは自宅で簡単に終わり、本が傷む恐れはなく、収納施設も必要ない。普及が進まないのは利用度が低いせいか?
(図書館蔵書のダウンロードはできず、読むにはネット環境が必要)

「図書館で本が買えない」という新聞記事を最近目にした。人件費や施設修繕費の急増に追われ、新刊を買う余裕がないという。
 積極的に利用すれば、利点の多い電子書籍は自然に普及するはず。スマホが扱えるなら、高齢者でも操作は難しくない。まずは手軽な青空文庫の利用から始めてはいかが?

2025年10月25日土曜日

二季なりラズベリー

 近隣の石狩アメダスで今季初めて氷点下を記録したこの時期、家庭菜園の片隅で珍しいことが起きた。初夏に食卓を賑わしてくれたラズベリーが、なんとまた実ったのだ。
 以前にも確か同じことがあったはず…と調べてみると、2019年10月末にも同じ現象が起きていた。ただ、今回は実がかなり大きい。

 調べてみると、「二季なり性」という品種のみに起きるらしい。起きるかどうかは、天任せか?晩秋の剪定では、実がなった枝を残しておくべきのようだ。


 6年前には収穫せずに放置したが今回は数も多く、よく熟しているため、収穫して食べた。その数、10数個。味は初夏と変わらないが、意外性の分だけ有難味を感じる。
 熟す前の実がまだかなり残っているので、もう1回収穫できるかもしれない。

 家庭菜園では、山東菜と細ネギがいまだに採れ続けていて、物価高騰に苦しむ家計を日々助けてくれている。

2025年10月23日木曜日

自力本願〜隅っこ暮し

 頂き物の梨を使って、久しぶりに梨ケーキを焼いた。自分の過去ブログ記事に従って調理。午後のオヤツで美味しく食べた。


 梨やリンゴの果物類は身体にいいことはわかっていても、値段がどんどん上がって、いまや高級食材。おいそれと買うわけにはいかず、頂き物でもないと食べられない。
 悪政続きで、いつの間にかこんな酷い世の中になってしまった。

 か弱き庶民のささやかな抵抗は、オバカな政治には極力依存しない「隅っこ暮し」を粛々と続けてゆくこと。
 基本は健康維持まで含めた、あらゆる面でのDIY(独学&自力本願)にありそうだ。

2025年10月21日火曜日

紅葉ワンチャンス

 延々続いた酷暑の影響か、今年は紅葉の色づきが悪く、我が家のカエデもくすんだまま。街の街路樹も似たようなもので、ふと気づくとすでに落葉している状態。
 例年この時期には妻と紅葉見物(紅葉狩り)に出かけるが、今年はリスクの高い遠出はせず、近場で済ませることにした。

 場所は以前に一度だけ行った真駒内公園。10年前の10/15に行って、これまで見たこともないような見事な紅葉に遭遇した。
 当時より時期は1週間遅いが、用心して少ないネット情報をかき集め、どうにか観られる状態にあることを知る。


 3つの連続イベントをこなした直後で、1日休んでから行くつもりが、あいにく天気予報がよくない。
 朝起きると晴れ間が広がっていて、この日を逃すと紅葉は終わってしまう恐れがあり、遅い朝食もそこそこに出かけることに決めた。

 50分後に現地到着。札幌冬季オリンピックのスケート競技が行われた地域で、以前と様子は変わっていない。
 13時50分から案内図に従い、駐車場から時計回りに3kmのマラソンコースをてくてく歩く。太陽は顔を出さないが風はなく、気温はほどほど。雨の降る気配もなく、散策には絶好の日和だった。

 穏やかな天気のせいか、枯れ葉の舞う道を走るマラソン人の姿が絶えない。五輪真弓の「恋人よ」そのままの情景だった。

 中央橋近くに立つ太い木の黄葉が見事で、てっきりイチョウと思いきや、樹齢200年のカツラの木と案内看板で知る。ただ、全体的な紅葉は記憶にある10年前と比べて、やはり控えめ。赤に比べて黄色が目立つ状態だった。
 それでも競技場裏のマラソンスタート地点周辺のカエデは見事な色づきで、充分満足できた。


 帰路は公園に隣接する六花亭真駒内店に2年ぶりに寄る。

 遅い昼食としてピザでも…と考えていたら、あいにく売り切れ。やむなく600円のぜんざいと、800円のホットケーキを食べる。
 1杯400円の珈琲は他のカフェに比べて格安で、こちらは年末に期限の迫っているポイントを使った。1杯30ポイントでお代わり自由。諸物価高騰の折、非常に助かる。


 今年は秋をすっ飛ばしていきなり冬がやってくる気配濃厚だったが、わずかなチャンスを逃さずに紅葉が観られたのは幸いだった。