胃と大腸のダブル内視鏡検査の当日。0時半近くに床につき、眠ったとたんに前日飲んだ下剤による便意で起こされた。まだ2時半だったが、以降眠る間もなく断続的にトイレに走る。
3〜4回行ったあたりで6時となり、指定の吐き止め薬4錠を飲む。1時間後の7時からは最後の下剤ニフレックを2Lの水に溶き、時間をかけて少しずつ飲む。
30分後くらいから再びトイレに走ることになり、この下剤によるトイレ通いが大腸内視鏡検査の大きなストレスだった。
1時間ほど経って1Lほど飲み進んだところで、便はお茶のような状態になり、残渣もなくなる。下剤服用の終了である。
予備寝室でウツラウツラしていたら、9時15分に病院から状態確認の電話。下剤がまだ半分近く残っていることを知ると、全部飲めないか?と尋ねてきた。
今回で13回目の大腸内視鏡検査だが、下剤を最後まで飲み干したことは一度もないと告げると、結局中断してよいことになった。
指定された検査時間は13時で、前回より1時間遅い。早く済ませたかったが、予約が混んでいてやむを得ない。そのまま2時間ほど眠った。 12時40分に病院で受付。早めのつもりでいたが、午後からの検査が混んでいて、5人中の4番目。そのまま待って13時40分に一般待合室から検査待合室へと案内された。
大腸内視鏡検査なので病衣に着替えてじっと待つが、外は34度近い酷暑でも、院内は冷房で寒いほど。
14時30分にようやく検査室に呼ばれ、胃の洗浄液を飲んだり喉の麻酔剤をなめたりして準備。検査は14時40分くらいから始まった。
最初は胃内視鏡検査から。担当医と挨拶を交わすと、1週間前にエコー検査で会ったばかりの方だった。
途中で組織を取る気配もなく、10分ほどで簡単に終了。今回も鎮静剤は使っていない。直後に担当医から、「3年前の手術痕も含め、特に問題はありません」と説明を受けた。
そのまま検査ベットの上で姿勢を反転し、続けて大腸内視鏡を受ける。前回は短時間で始まった気がしたが、今回は少し時間がかかって15時過ぎから検査開始。
今回は検査の途中で「胃腸の活動を抑える」という注射を初めて打たれた。内視鏡が大腸の角を曲がる際、多少の痛みを感じて訴えたせいかもしれない。
20分くらいで検査終了。こちらも「12年前の手術痕も含め、特に問題なし」と医師がその場で診断。
検査後に別の医師から来年以降の検査について説明があり、胃はピロリ菌治療後の悪影響の可能性がまだあり、1年後に再検査を継続。大腸は次回から3年以上間を空けてよいとの診断だった。
検査の負担としては大腸よりも胃が軽い。無事に生きていたとして、3年後は78歳。どうやらガンに関わる各種検査はイノチとの闘いにもなりそうだ。
記録によると、今回で胃内視鏡検査は16回目、大腸内視鏡検査は13回目となった。(手術を除く)2つを同時にやるダブル内視鏡検査が3回目。検査費用は3,390円(1割負担)だった。