2025年7月23日水曜日

種が実った山東菜

 昨秋に根を抜き忘れた山東菜から新しい芽が吹き、春先に何度か食べたことはすでにふれた。
 芽はどんどん育って花が咲き、ついには花も葉も一緒に食べることになったが、そのうちに枯れた花に実がなり始めた。実は細長いサヤに収まっていて、まるでインゲンやエンドウ豆のよう。

 もしやと思って調べると、実はそのまま育つと種となり、取り出して植えれば翌年また芽吹くらしい。
 以前に枝豆(大豆)のサヤが枯れたのち、中の種を取り出して翌年蒔いたことを思い出した。まさか同じことが山東菜でも起きるとは。

6/24の冬越し山東菜
7/21の冬越し山東菜

 春先に蒔いた種からは新しい葉が育っていて、食べるに不自由しない。冬越しして種になりつつある山東菜は、そのまま育てて来年用の種を採取することに決めた。

 古い実からじょじょにサヤが枯れ始め、中で種が育っている様子。そのうち一部のサヤが割れて種がはじけ始めたので、あわててサヤごとハサミで切り、バケツに投入して種を取り出すことにした。


 室内の陽当りのいい場所で数日乾かしたのち、サヤをひとつずつ割って順に種を取る。ホームセンターで買ったときと同じ形状の種が、かなりの数取り出せた。
 ザルで細かいゴミを取り、容器にまとめた。菜園にはまだ青いままの実が残っていて、もう少し取れそう。


 予定としては来春に蒔くつもりで、冬越しした根から育った種なので丈夫なはず。過去の経験では、2年経った種でも芽吹いてくれた。しばらくは種を買わずに済みそう。
 ちょっと気になるのは、採取時期が遅れたせいで、はじけた一部の種が勝手に芽吹いてしまう可能性があること。もしそうなっても生命力の証しと考えて対処しよう。