2024年6月14日金曜日

ホウ酸団子を更新

 昨年5月にお試しで作り、アリの撃退にそれなりの効果を感じたホウ酸団子。1年を経て新たに作り直し、古いものと交換することにした。

 もっと早めに入れ替えるつもりでいたが、今年はアリの出没が極端に遅く、ようやく姿を見せ始めたのは4月も下旬になってから。5月になるとやや増え始めたが、例年のような1日100匹を超す大行列は皆無。明らかにホウ酸団子の効果と思われた。
 例年なら姿を消す6月になっても時折姿を見せ、初めて米びつの中にまで現れた。これはいけないと、ようやく更新する気になった。


 昨年のデータに多少の修正を加え、計4個を作る。今回はアリに食べやすいようにと、煎餅に近い薄い形状とした。「ホウ酸煎餅」とでも呼ぼうか。

ホウ酸団子(20%)
・材料:ホウ酸10g、小麦粉20g、蜂蜜6g、水10g
・ホウ酸と小麦粉を先に混ぜ、蜂蜜と水は最後に加える。
・適当な大きさに丸め、天日で2日以上乾燥させる。

・アリの出そうな場所に置く。
・毒性が強いので、ペットや子供の口にふれない配慮をする。


 充分に乾燥させたのち、床下に潜ってほふく前進しつつ、古いホウ酸団子を取り出して新しいものと入れ替えた。全部で4個あるはずが、なぜか1個だけ見つからない。見落としたか、あるいは食べ尽くしたか?
 取り出した古いものにはアリか他の害虫にかじられた痕跡が確かに残っていた。半信半疑で試したが、効果はあったようだ。当分は継続設置である。
 先日そのアリの襲撃を受けた米びつ、唐辛子や鋼製ボルトの対策で沈静化したように思われたが、最近になって再度の襲撃を受けた。
 理由ははっきりしないが、蓋を完全に閉めなかったかも…、と妻が自信なげに言う。そういえば米びつに新しい米を入れた直後だった。
 米びつ上部にあまり余裕がなく、満タンにして中にカップを入れると、蓋が浮いてしまうことがある。


 自作してから11年経つが、これまでアリの侵入は皆無。もしや米びつの構造的な問題かも?と疑い、プラ密閉容器に買い替える前に、米びつの修正を試みた。

 中身をカラにしてじっくり調べると、底や壁部分はガムテープで完全に封印されていて、隙間はない。侵入口はわずかな隙間のある上部の蓋部分だ。
 蓋の密閉性を上げるため、壁の上端に集めの補強材を加えて小口部分を分厚くした。壁材との間にはコーキング剤を塗ってビス止めし、念を入れる。
 さらには天板にヌキ板を追加して頑丈にし、壁の上端と蓋の小口部分に可動式のL字フックをつけて、きつく締められるようにした。


 改造はひとまず終わって2日が経過。アリはまだ未練たらしく米びつの周辺に現れるが、中までは入ってこない。いまのところ封印作戦は効いている。
 今後の展開次第では、蓋の周囲に窓用のゴムシーリング剤を貼って密閉度を強化するかもしれない。