2023年9月28日木曜日

暖気循環ダクトを修正

 暑さが去って、溜まっていたDIY作業を優先度の高い順に片づけているが、外作業の場合は雨が降らないことが絶対条件。防水コーキング処理のように、硬化まで2日は晴天が欲しい作業もあり、なかなか思うようにはかどらない。
 今日の予報は雨で、屋内作業のスケジュールを組んだ。

 対象は夏の間、床下に置いて冷風を室内に送り込んでいた送風装置を、本来の設置場所である2階吹き抜け上に移動すること。
 春と秋の暖房中間期に、2階暖気を1階へと導くため、2年前から設置して、ある程度の省エネ効果を確かめていた。

途中で折れている暖気循環ダクト

 費用を安くするため、使わなくなった換気扇を転用し、循環ダクトはマットレスの樹脂製メッシュ梱包材を丸めて使った。
 最初の1年は問題なかったが、昨年の夏から換気扇とダクトの半分を取り外し、床下冷気送風装置としても使うようになった。着脱の繰り返しで脆弱なダクトが折れてしまい、根本的な修正が必要だった。

3つのパーツをつないで1本にする

 2階に設置する際に必要なダクト長さは1700弱。これを床下に設置するときは、長さ700に分離する必要がある。年に2回の着脱作業が簡単にやれて、しかもダクトが劣化しないことが条件。

 Φ100のボイド管(紙パイプ)や塩ビ管を使えば簡単にやれるが、新たな出費は極力ゼロに抑えたい。そこで以前に車庫屋根で使っていたポリカ波板の廃材を幅380で縦に切り、丸めて要所をビス止めして、Φ100の疑似パイプを作り上げた。
 これに樹脂製メッシュ梱包材の一部を巻きつけ、3ヶ所をインタホン用のコードでしばる。上端にはユニオン代わりに醤油のプラ容器(Φ100)を100長に切り、半分差し込んで同じくコードでしばった。


 ポリカ波板部を最下端にし、換気扇直下の壁際にコードの余った部分で固定する。吹き抜け上端の換気扇に設置した樹脂製メッシュのダクト下端に、ユニオン代わりのプラ容器を下から差し込み、ようやく暖気循環パイプが完成した。
 試運転してみると、以前のように問題なく作動する。暖房中間期に1〜2階の温度が逆転し始めるのは9月下旬以降で、ぎりぎり間に合った。暖房ボイラを本格運転するまでの短い期間だが、高騰が続く灯油代の節減に役立ってくれるはず。