2023年9月13日水曜日

怒涛の検査健診を終えた

 胃と大腸のダブル内視鏡検査の日。前夜は普段より早めの0時過ぎに床についたが、21時に飲んだ下剤が予想外に効いて、明け方まで断続的にトイレに起こされた。
 満足に眠る間もなく6時にアラームで起きて、指定の薬を3種類計6錠飲む。検査がスムーズに運ぶよう、胃腸の活動を抑える薬だった。

 その後再び布団に潜り込み、7時に起きて「ニフレック」という下剤&大腸洗浄剤を飲み始める。
 全部で2Lもあり、10分おきくらいにコップで飲むたびにトイレに駆け込む状態になり、非常に慌ただしい。前夜から始まる一連の下剤対応が大腸内視鏡検査の最大の苦行といっていい。


 便から固形物が消え、水のようになって検査が受けられる状態になった9時ころ、病院から確認の電話があった。検査時間が12時と決まる。2年前より1時間も早くなってありがたい。
 ここまで飲んだ下剤は1Lほど。全体のわずか半分で、2日前から試みたオリジナル検査食は消化がよくて空腹感も少なく、大成功だった。
 その後時間ぎりぎりまで居間ソファで仮眠し、11時半に家を出る。12時ちょうどに内視鏡検査専用待合室に通され、問診や着替え、喉の麻酔や胃の洗浄など、各種の検査前準備をする。
 内視鏡検査開始は12時45分から。検査は血圧と心拍を測りながら行われる。

 最初は胃から始まり、15分ほどで終了。新たな部位での再発を確認するため、昨年の胃ガン術後検査よりも入念で時間がかかった。
 途中数回の嘔吐感に襲われたが、この嘔吐感との闘いが胃内視鏡検査での最大の苦行といえる。
(検査が胃だけの場合、絶食は当日のみで大きなストレスはない)

 休む間もなく、身体を検査ベット上で半回転させ、大腸内視鏡検査へと突入。こちらは過去に何度も経験して慣れたこともあり、痛みや膨満感はほとんどなく、スムーズに運んだ。
 すべて終わったのが13時30分。大腸は胃の倍近くかかったが、特に苦しさは感じなかった。担当医師の得手不得手が関係しているのかも。


 持参のタブレットでゲームをしたり青空文庫を読んだりするうち、14時40分ころに診察室に呼ばれる。今年4月から消化器内科が完全予約制になったそうで、以前に比べて待ち時間は少なくなった。
 上旬に実施の血液検査とエコー検査結果を含めて、主治医から説明がある。
 術後の胃の状態は良好で、他部位も含めた再発の疑いはなく、転移の兆候もないとの診断。大腸に3ミリほどの初期ポリープが1個見つかったが除去するほどではなく、しばらく経過観察とのこと。

 次回の検査は1年後に胃内視鏡検査と転移を調べるエコー検査をやることに決まる。
 除去済みのピロリ菌が胃壁のどこかに潜んでいる可能性が捨てきれず、胃内視鏡検査はしばらく毎年やる必要があるが、大腸内視鏡検査は2〜3年後でよいだろう、との結論だった。

 今回の治療費は6,290円。病理検査がなかったせいか、内視鏡検査を2つもやった割には少なめ。
 8月から延々続いた各種検査と健診が、今日でひとまず山を超えた。時間と費用はそれなりにかかったが、大きなトラブルなく乗り切れたことを喜びたい。