2023年9月27日水曜日

雨水に追われる

 数日前、2階西側の使っていない換気口から、わずかな雨水漏れを発見した。
 かって仕事で使っていたエアブラシから発生するエアロゾルを速やかに排出する目的で、新築時に仕事机の真上に設置したもの。換気扇もつけたが、その後のCGの台頭でエアブラシ描法をやらなくなり、換気口も換気扇も不要になった。
 使わない換気口は気密断熱の観点からはマイナス要因にしかならず、雨水侵入のリスクも増す。換気扇は取り外し、径100の換気口は内部に発泡ウレタン断熱材を注入して封印。室内側も木材で蓋をした。


 この10数年は問題なかったが、先日の停電を伴う激しい雷雨で、西側から強い風雨が吹きつけた際、外部の換気口隙間から雨水が侵入したらしい。
 ただちに室内側の蓋を取り外し、汚れた壁を清掃。1日乾燥させると、ダメージはそれほどでもない。今後のことも考え、室内側と屋外の両方を補修することにした。

 室内側の防水コーキング処理は簡単に終わったが、問題は屋外側。アルミ製の換気フードはついているが、設計時に製品選択を誤り、上方からの風雨にめっぽう弱い。欠点に気づき、以降の設計では風雨に強い別製品に替えた。
 自宅に現存する分は別製品に交換したり、上部と左右に厳重な雨水ガードを追加するなどして対応。ただ、今回の換気フードだけは設置時のままで、発泡ウレタン断熱材では防水効果が甘かったらしい。
 熟慮のすえ、既存の換気フードを分解し、新たに穴を開け直して、換気口を完全に外側から覆うように改変。
 まず、はみ出したウレタンを削ぎ落として均す。フード板の内側に分厚く防水コーキング剤を塗布し、既存の固定用ボルトを利用して外側から固く締めた。念をいれて周囲もコーキング剤で埋める。

 足場も命綱もなしで2階窓から身を乗り出して、断続的に3時間ほど作業。高所作業は苦にしないが、落下しないよう気を使って非常に疲れた。ようやく終わると、両肩がバンバンに張っていた。

修正した車庫屋根水切り鋼板
 今年は春先から玄関ドア枠への雨水侵入に見舞われ、まだ後処理が残っている。
 数日前には車庫屋根天井裏への雨水回り込みが発生し、水切り鋼板の角度と端部位置を修正したばかり。雨水侵入に追われる1年である。