2023年9月4日月曜日

子供の好奇心

  今年度10度目の地区図書館、本修繕ボランティアの日。9月に入ってから30度を超す酷暑は去り、すごしやすくなった。暑さでずっと自重していた外回り系DIY作業が溜まっているが、考えたすえに今回も参加。この種のことは続けることが大事だ。
 いつも通り10時少し前に到着し、この日の参加率は80%。短時間だけ参加の方が複数いて、出入りは多かった。

 持ち越しの作業はなく、手始めにページの一部が脱落しかけた絵本と文庫本をまとめて修復する。破損の程度は軽く、細い筆につけたビニダイン(接着剤)をページのノド部分(谷間)に塗って接着させる。
 ページ相互がくっつかないよう、透明ブックカバーの剥離紙を2つ折りにし、対象ページにはさんで外側からクリップで固定して終了。


 続けて恐竜が主役の立体絵本の修復をする。1か月前にも手掛け、あちこち直して完全に終わらせたはずが、恐竜の首が再びとれている。
 前回はとれた首パーツを相互にはさみ、透明ブックカバーで巻いて補強したが、好奇心旺盛な子供相手には通用しなかったらしい。

 今回は方針を変更し、胴体から首へとつながる一体型の補強用紙を厚めの紙で作り、ビニダインで強固に接着した。ページを開けると折り込んである恐竜が前に飛び出し仕掛けで、普通に閲覧する分には問題なく動く。
 ただ、首を力任せに引っ張ってしまうと、やはりとれてしまうだろう。過去に2度補強した箇所で、またとれる可能性もある。自分も好奇心の強い子供で、家にある時計やラジオを分解するような子供だったから、気持ちはよくわかるが。


 この日は早めに帰るつもりで、次回の作業を先取りし、係員と補修方針を検討した。
 修復を繰り返して、あちこち傷んでいる絵本が対象で、現状の中とじ方式を前回やった糸とじ方式に変更して欲しいという希望。
 手始めに破れたページを、細く切った透明ブックカバーで補修した。以降の作業には時間がかかるため、次回に持越しとなる。