2023年9月23日土曜日

コンサートを聴きに

 近隣地区センターで無料のマンドリン&ギターコンサートを聴いてきた。過去に何度か演奏しているらしいが、聴くのは初めて。自分で演奏するばかりでなく、時には聴く側になってみることも必要である。
 グループは13名でマンドリンが8名、ギターが3名のほか、ベースやパーカッションもいて、音に厚みがある。完全予約制の先着100名だったが、席は8割方埋まっていた。


 専任の司会が進行を担当し、フォーク、洋楽を中心に、美空ひばりメドレーも含めて計12曲。中盤で北海道出身の歌手を連続させる曲構成や、クイズや演奏者紹介を交えたMCなど、参考になった。
 演奏者は全員が赤いマスクを着用。コロナ対策と思われるが、ボーカルがいないので、逆にマスクがアクセントになっていた。譜面隠しも手製の赤いものを使って統一感を持たせていた。

 アンコールの「オペラ座の怪人」では、指揮者(バンマス)が一時退席して仮装で登場。ラストでマントを脱ぎ捨てると、聴衆への謝辞が背中に書いてあるという大胆な趣向。
 いろいろな面で余裕がないとやれない演出で、ソロシンガーである自分にはとても真似できないが、聴き手を楽しませるという一点ではうなずける。